どう老いるの

要介護3の母83歳+50代夫婦+ワンコ2で暮らしています 2021.5月現在

匂いがする?!

2017-02-28 | 
母は、いつからか一切匂いがしなくなった

たぶん、10年前にお風呂上りに倒れて脳挫傷とくも膜下出血を起こして以来、徐々に進行したのだと思う
今では全く匂いがしないと言う

匂いがしない世界って、どんなだろう
食事だって、目で見て楽しんだり、匂いで食欲をそそったり。

今日、お風呂に桜の香りのバブを入れた
母は、浴室のドアを開けた途端、「何か匂う」と言った

驚いた と同時に嬉しくて叫びたい衝動にかられた
本当? 本当なの?
それだったら凄く嬉しい

2週間前に初めて耳鼻咽喉科を受診しました
難聴と匂いがしない事について、今更だけど受診してみました。
その時に、先生に「匂いがしない人が飲んで回復したお薬があると聞いたことがあるんですが、本当にあるんですか?」
と、こちらから催促してみました
すると先生が「ある」と教えて下さいました
だけど、その先生の所に通院の患者で「一年以上飲んだけど全く効果が無かった」ともおっしゃいました

どうする・・?
どうしよう
即答しないでも良いようなものだけど、その日の待ち時間は大方2時間
花粉の季節到来の悪いタイミングだったんだけど、とにかく混む病院です
また来るとなると母の負担も増えるので、少しでも回数を減らしたい
薬は漢方だと言うことを聞いて、害はないのかなと思い、とりあえず処方してもらうことにした
2週間分の処方。


その薬のハナシは置いといて、、

なぜ2週間後に再受診を計画したかと言いますと、
難聴になったことが10年前に転んで頭を打って神経を傷つけてしまったのでは?という疑問を解消したい旨を
先生に伝えたら、それは神経が傷ついたかどうかを検査するのでウチでは出来ないから紹介状を書きます、、と
おっしゃって下さったのです
私はいろんなことを考えて即答できませんでした
そしたら先生は、次回までに(2週間後)考えてみてもいいのでは?。。と。
良い先生だと思います。


ところで、、、難聴のハナシじゃなくて
匂いの件です!!
花の香りがしたの?!(人工だけど)
母にはそのお薬あってるの?
或いは病は気から、、と言いますからね、、

いずれにしても、受診から2週間はもう過ぎました(あっという間に毎日は過ぎていきます)
そのお薬を更新するつもりは母も私も無かったのだけど、
こうなったら、続けてみようと思います


孫に車いすを押してもらう母













セルフネグレクトという心の病

2017-02-22 | 
昨年の5月に千葉でセルフネグレクトの60代の女性が救助された事が
最近になってニュースになっていました
せめて両足の先端が壊死する前に救助されたらよかったのに
気の毒で辛いです、同居の娘もどれだけ辛かった事でしょう

私は、母の様子が異常だと思っていましたが、どういうことなのか理解できずに結局約10年もずるずると、誰にも相談しないで母と対峙していました。 だからこの娘さんの「母の事を誰に相談したらいいかわからなかった」と言って涙した、、という気持ちがわかります。

母は、ずっとベッドで横たわって過ごして、鬱が和らいだ時は自ら買い物に出かけて一人暮らしなのに3人家族並みの買い物をしてきて、何も捨てない(溜め込み障害もある)から物がどんどん増えて、食べ物も捨てないから冷蔵庫はドアが閉まらないくらいになって、私が定期的に捨てる。(安価な)洋服も何枚も買って値札のついたものは何枚もあるけど、どんどん買うから整理のしようがなくて、ソックスやストッキングだけでもごみ袋3袋位をいっぺんに捨てたこともありました。そんなことの繰り返しの10年でした。

ボケてるわけでもなく、体のどこかに外傷があるわけでもない
どうしていいのかわからない日々でした
レジ袋や紙袋だってすぐに足の踏み場もないほどに溜め込んでいたから、それに乗って滑って転んだこともありました
だけど、本当にどうしていいか分からなかった、恥ずかしいと思う気持ちもあって夫にも相談できませんでした

ただただ、溜め込んだ物を捨てて、時々は気持ちが晴れるように一緒に出掛けたりしたけれど、その時は元気になるけど、家に帰ると同じ状態。

昨年の暮れに、ネットで「セルフネグレクト」「溜め込み障害」の事例に行きついて、やっと理解し現状を呑み込むことができました。それで夫に話せるようになって、地域包括センターにも相談しました。
遅すぎですが、、忙しさを理由にしていたのかもしれません

母は一人ぼっちで寂しくて、生きることを放棄してしまったのでしょう
もともと寂しがり屋の母です
ところが、娘の私は仕事と家庭の両立、母の身の回りのお世話に追われて、いつも鬼の形相で母に接していたのでしょう
介護って、体を使ってお世話する人と、心のケアをする人、それぞれが必要です
私は優しく接する余裕がありませんでした
楽しんでもらおうと一緒に外出しても、結局は疲れてしまって、、


もっともっと「セルフネグレクト」という心の病について広まって、悩んでいる人に情報が行くといいな





ロン毛シーズン到来のマリン&ハナ もうじき2歳4か月




認定の遅れについて

2017-02-17 | 
1月9日に申請した(市役所聞き取り調査は1月31日だった)要介護・要支援の認定が遅れている旨のお知らせが来ました
理由は「申請数が多い」だそうです
審査会は2月24日で、認定結果通知は2月28日を予定しているので今しばらく待ってください。という書面でした

うちは今まで何とかやってきたし、重篤でも無いし、今更慌てる事もないので、、ね。
深刻な事態のご家庭がきっと優先されるんでしょうか、それだと良いんだけどな

今週はとーちゃんが出張なので、母は我が家に泊まっています
母は電気敷き毛布を使うので、ワンコども母のベッドへ夜中に何度か行ってウトウトするようです
嬉しそうに話す母

最近、住まいについて考える
マンションのようにフラットな1DKを3個くっつけたような平屋に住みたい(私たち夫婦・母・主人の両親)
老人は寂しいのです
一つ屋根の下で暮らしているというだけで、寂しさは半分になると思うなぁ
ワンコどもはそこを自由に行き来して、きっとみんなを癒してくれるでしょう
宝くじでもあたらない限り無理な話だけどね




ハナ&マリン2歳3か月 朝のうたた寝







市役所聞き取り調査の日に

2017-02-07 | 
要介護認定の聞き取り調査の日から10日経ちました
まだ書類は到着していません

聞き取り調査当日の事
母は、部屋をきれいに片づけていました
いつもは、ベッドは一週間分の着替えた服で山盛り、食卓テーブルはあらゆるものが乗っかってて山盛り、床は、足の踏み場もないほどの有様、シンクは目を背けたくなるような状態なのだけど、お客さんが来るというと、がんばって片付けます。片付けると言ってもどこかに押し込むんですけどね。でもまぁ、それが出来ているということは喜ばしいことです

小ざっぱりした部屋で、市役所の方と約1時間の会話を終えました
母はとてもしっかりした回答をしていました

やれやれです
あとは介護保険を使って、或いは、足りない分は自費で母に必要と思われるものを利用していきたいと思います

ちなみに、要介護認定の申請書を出した時点から、ディサービスのような色々を利用できるようです
それは地域包括センターの方からは聞いていませんでしたけど

私が本気で母の介護に取り組むようになって、母からの鬼電(オニデン)が無くなりました
母の寂しいと思う気持ちの時間が減ったのと、私が頑張っているのがわかって遠慮しているのと、、? どうなんだろ、実態はわかんない

電話はこちらから掛けてあげて、母から掛けてきたらできるだけ取ってあげて、、って、すれば、母も鬼電になる事も無かったんでしょうけどね、、だけど、私は気持ちがいっぱいいっぱいだったからできなかった。 
誰かのブログを読んだとき、電話の事を「ナースコール」と表現していて、あ~そっか~ 今までホットラインだと思ってたけど、ナースコールなんだよね、、って、ガーンって衝撃でした。その方はどなたかわからないのだけど(ランダムに閲覧しているので記憶にない)優しい方ですね




ハナ&マリン 2歳3か月  ブレてても可愛いと思う親バカな家族です