花の ひとりごと

今日の花と 日々思うこと

強く明るい日本

2008-10-02 00:46:51 | 一言・二言・三言ご意見申し上げたい
 麻生首相は、所信表明演説で「日本は強くあらねばならない。明るくなければならない」と訴えました。強くとは、発言力のあると私は捉えました。

 ねじれ国会と言われているように参議院では民主党に議員数で負けてしまいました。近いと言われている衆議院選では本気で立ち向かわなくてはなりません。今までが本気でなかったということはないでしょうが、アメリカの経済も不安定で、50年はアメリカについていなくてはならないと言われていた年数も縮んでいるように思われます。アメリカに付いて庇護されていられるのも時間の問題です。

 そんな状況の中、日本が経済を安定させ、平和を守るためには、国際間での発言力を持つことが一番でしょう。国際的に日本は成熟した国と認められているのでしょうか?子供と大人の違いは何でしょうか?もちろん大人でも他人の協力や支えは必要ですが、基本的に一人で考え一人で責任を持った行動ができ、他人を思いやる人が大人といえるのではないのでしょうか?国家も同じです。まず、自分の国は自分で守ることができることそれが基本。戦争のためではありません。どろぼうや強盗から家と家族を守るため防犯設備を整えるのと同じです。その上で、災害が起こったり貧困な他国の支援ができるのです。そして、そのまた上で、あの国の言うことなら納得できるということになるのです。
 また、どれだけ人脈があるのかということも重要です。いろいろな国際会議にどれだけ出席してどれだけの人と話し合い、日本を代表している人たちが個人的にどれだけの信頼関係が築かれているのか。

 私は以前、自分の身は自分で守ることは当然(自衛隊の必要性)だけれども強い日本になる必要があるのだろうかと思っていましたが、やはり発言力がなければ日本を守ることはできないのです。近くは事故米の輸入に関連した事件がありました。米を70トン輸入しなければならないと言う取り決めは、他国との関係上いたしかたないとしても、汚染米は輸入できないと言い切れないのは日本の弱さではないのでしょうか?結果、日本の食の安全は保障されないのです。拉致問題にしてもそうでしょう。私たちが当たり前だと思っているような交渉も、国際的な発言力がなければ納得のいかない結果になるのです。力はあっても、成熟した人間は、どらえもんに出てくるジャイアンのようにはなりません。ジャイアンのような日本にならないために国民ひとりひとりが政治をしっかり考え、議員を選ばなくてはなりません。

 衆院本会議での麻生首相の所信表明演説中のヤジを聞きましたか?幼稚園の教室よりも賑やかなように思いました。ヤジを飛ばしていた議員たちは小学校で学級会の仕方を習わなかったのでしょうか?人の話は最後まで静かに聞く。学級会でなくても人間としてそれができない人はどうかと思います。自分は聞きたくなくても聞きたい人はいるのです。それを妨害するのはどうなのでしょう?私たち国民の代表たちがああだと思うと情けなくなりませんか?

 マスコミが支持率がどうのことの言っていますが、あのデータは確かなものなのでしょうか?疑問に思ったことはありませんか?その不確かなデータにあなたは左右されていませんか?マスコミに誘導操作されてあたかも自分の考えのように思い込んではいませんか?「失言」とすぐに報道されますが、それは公式な言葉だったのでしょうか? 党内のいわば身内の会合で、担当省のことでもないことを言ったことまで失言と言われれば議員や大臣は自分の考えを外に出して自分の方針政策をわかってもらうことはできません。「閣僚として」は不適切なのかもしれませんが・・・・。ガンガンと言いたいことは言う。政策は冷静公平にという議員や閣僚に魅力を感じます。
 マスコミは何をしたいのでしょうか?確かに思想を統制されたりすることは危険なことですが、言葉尻を捉えるような報道をすることによって国民を右往左往させ、結果国家が右往左往することになるのです。マスコミには報道の自由はあってもモラルはないのでしょうか?コメントを求められた人や団体も全ての発言を聞いたわけではないのでコメントができるわけではないと思うのですが・・・・。
 まるで、あちらの人があなたのことをこう言っていたわよと告げ口して、今度はその反対にあちらの人にこちらの人がこういっていたわよと告げ口をして人間関係を壊して面白がっている人のようです。そして国政が滞り被害を蒙るのは国民なのです。

 マスコミに誘導操作された国民受けを狙う議員は本当に日本のこと、国民のことを考えているのでしょうか?政治が悪い、誰が悪い、彼が悪いと考える前に、まず自分が、他人のため日本のためになるように「自分で考えて」みましょう。

 麻生総理の所信表明演説を聞いて、「攻める政治」という印象を私は受けました。麻生節でガンガンと攻めて政治を変えて、強く明るい日本にして欲しいと思っています。

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