花の ひとりごと

今日の花と 日々思うこと

敬意

2008-11-18 17:26:57 | 一言・二言・三言ご意見申し上げたい
 昨日17日の静岡新聞に気になる記事が2つありました。
ひとつは、3面の「大論小論」静岡新聞主筆の原田氏の「次々首相の値打ちを下げてどうする」という題の記事です。
 首相と番記者のやりとりのことから始まって、踏襲をふしゅうと読んだことの、頻繁をはんざつと読んだことのと報道したこと。ホテルのバーを利用することのバッシング。定額給付金を巡るメディアの騒ぎなどをあげ、「ヒステリックな報道が多すぎないか。首相は眠っている間も公人だというけれど、やり過ぎだ。人格無視ではないか。そんな声も聞こえる。」「批判は堂々とすべきだが中傷は慎みたい。苛立つ社会がリーダー叩きで憂さを晴らしているかのように見える。えらい国になった。次々と首相の値打ちを下げてどうするのだろう。」と書かれています。
 メディアの側の方からこのような意見がでるということに驚きましたが、よくぞ書いていただいたと思った私です。この記事に対してメディア側の内部から様々な意見がでていることと思いますが、10月2日に書きましたように、言論の自由を良いことに、誘導するようなマスコミ、批判だけするようなマスコミ、国を国民を引っ掻き回して滅茶苦茶にしているように思えてならないのですが、原田氏の記事を読んで、このような方もいるのだな、マスコミも捨てたものではないと思いました。原田氏のような方に真のマスコミであるようにがんばっていただきたいと思います。

 2つ目の記事は、7面Newspaper In Education(教育に新聞を)「子ども ニュ!スなぜなに」の記事で「空幕長更迭」です。
 まず、航空自衛隊のトップである幕僚長が、過去に朝鮮半島を植民地にしたことや中国に攻め込んだことを正当化する文章を発表し、役目をやめさせられた。ということを最初に130字程で書いてあります。次に朝鮮半島と中国での戦争ことを100字程で説明し、田母神氏の論文の内容を80字程で書き、「--などと主張しました。しかし、どんなに理由があっても他国を植民地にしたり、他国に軍隊を送って戦争したりすることは許されません。」と断定的なご自分の意見を述べています。次に政府見解と田母神氏の主張が異なっているため更迭されたと書いています。次に、
280字程もかけて、戦いのための飛行機をたくさん持っている組織のトップが政府見解と違う侵略を正当化する考えを持っているなら、いつか勝手に戦争を起こすのではと心配です。」とかイラク給油が名古屋高等裁判所の憲法違反との判決に「そんなの関係ねえ」と発言しました。歴史事実や判決さえも無視する人を空幕長にしたことも問題とされています。」と子供向けの記事に相応しくない、客観的な説明ではなく、批判と持論(韓国や中国からも批判がでていますと、弱弱しいというか、責任転嫁の持論)の記事です。
 
 子供向けの記事であればこそ主観ではなく、航空自衛隊は国と国民を守るための国の組織であるとまず説明しなければならないところでしょう。それを「戦いのための飛行機もたくさん持っています。」と・・・。24時間態勢で日本を領空侵犯してくるものたちから守っているのは戦闘機。実際侵犯の危険による緊急発進は年に300回を超えているのをご存知なのでしょうか?その戦闘機の性能はといえば、専守防衛を誇る日本に相応しく、侵犯してくるロシアや中国に競り勝てるような性能ではなくパイロットの技能でカバーしていることもご存知なのでしょうか?そのような危険な目に会いながら私達と日本の空を守ってくれているのが航空自衛隊だということをご存知なのでしょうか?
 「いつか勝手に戦争を起こすのではと心配です。」と記者が心配と書くと子供は根拠もなく無条件にそう思ってしまうものではないのでしょうか?シビリアンコントロールについてはなぜ書かないのでしょうか?「そんなの関係ねえ」の件も書いてありましたが、裁判で違憲とされようが、政府からイラクに行けと命令されれば行かなくてはならないのが自衛隊です。それがシビリアンコントロールなのです。国から命令が出たのに自衛隊が勝手に行かないことにするわけにはいかないのです。だから、判決がどう出ようが、自衛隊は裁判所に従うわけではなく、政府に国会に、つまり国民に従うだけしかできないのです。自衛隊は決められないのです。だからどんな判決がでようが自衛隊はどうすることもできないのです。たまたま「そんなの関係ねぇ」という言葉が流行していたので使われたようですが、判決がどうでようが自衛隊は関係ないというよりも関係できないのです。

 子供向けの記事だからこそ、ヒステリックな記事でなく、正確な説明を書き、記者の主観は書くべきではないのではと思いました。

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 首相のカップ麺の値段の件。400円、まんざら間違いでもないと思います。コンビニにおいてあるカップ麺で三百いくらというのを私は見ましたよ。その時にカップ麺とて侮れぬなと思ったので覚えています。ホッケの煮付けにしても、私もホッケは新鮮でないとダメということで、北海道でしかホッケの刺身は食べられないと聞いたことはありますが、煮付けはどうなんだろう?と思いましたが、東京で煮付けがメニューにあるところもあるそうですね。でも、わたしの身近でも地位の高いかたが漢字の読み間違えをしたり、思い違いをしたりすることもあることです。だからといってその方の人間性やその地位に相応しくないと判断する材料にはならないと思います。
 人間とは、自分の知っていることを他人が知らなかったりすると馬鹿にしたりすることがありますが、自分が普通に知っていることがとても専門的な事と気がつかないこともあります。それは、自分の所属する世界が専門的なことだからなのです。つまり自分の世界が狭いのですが、それに気がつかないこともあります。専門的でなくても、ただ単に自分の世界が狭いと気がつかないことは恥ずかしいことですね。
 社会の中でそれなりの地位や職業についている方には敬意を表すべきなのです。例えば職業でいえば教師。世の中の財産である子供の教育をしてくれる方です。敬意を表すべきなのですが、とかくいわゆる偏差値の高い大学を保護者が出ていたりすると教師を馬鹿にしたりする傾向があります。敬意を表されれば、教師も敬意を表されるだけの仕事をするようになるものでしょう。
 社会でのそれなりの地位がある方は、それなりの功績をあげた方々です。それについて敬意を表するのはあたりまえのことです。老人は無駄に年を重ねているわけではありません。その人の一日一日にその人の学びがあり私たちは教えられることがたくさんあります。一般の私たちでさえそうであるのに、日本のトップ。内閣総理大臣。親しみを込めるのはいいことですが、自分と対等それ以下のようにマスコミが扱うのはいかがなものでしょう。それによって国民も敬意をあらわさないようになってしまったのではないのでしょうか?

 日本人の他人を敬うこころを取り戻したいですね。

11月第3週の花

2008-11-15 15:32:37 | 
 3日の小山町の自衛隊富士学校の公孫樹並木が黄葉して綺麗だったと書きましたが、その翌週11日に行きました時には、桜並木が紅葉していて日の光に透けた紅色がとても綺麗でした。黄葉、紅葉とも枯れ葉なのですが、その美しさに木が生きているのだな~と感じました。

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花言葉
【ケイトウ】おしゃれ・博愛・奇妙・気取り屋・色あせぬ恋
【カーネーション(ピンク)】感覚・感動
【ストック(白)】思いやり
【カンガルーポー】不思議・驚き・分別

11月第1週の花

2008-11-03 20:26:16 | 
木枯らし1号が吹いて、やっと霜月らしくなってまいりました。
先日行った小山町にある自衛隊の富士学校のメインストリートの公孫樹は、黄色く綺麗に色付いていましたが、三島市文教町の銀杏並木はやっと黄色の葉がちらほらとしてきたくらいです。

 さて今週の花は、
花言葉
【ユリ(ピンク)】思わせぶり ・虚栄心
【カーネーション(ピンク)】感覚・感動
【ガーベラ(赤)】神秘
【オンシジウム】気立てのよさ・可憐・いっしょに踊って・印象的な瞳
【アルストロメリア】エキゾチック・持続