「100万回生きたねこ」佐野洋子
「小学館の図鑑NEO」
「ゆき!ゆき!ゆき!」
「あかべこのおはなし」
この中で子供が気に入って一番繰り返し読んだのは「あかべこのおはなし」
はりこの赤べこが、紅葉している磐梯山をみて「ぼくと同じ赤…あそこに行きたい」と切に願い、ねこやカラスや亀などの協力を得ながら、一年かけて、最後は自力で到達、登頂するというシアワセ~なお話です。
故郷が福島県のかたは必読ではないでしょうか。
私も旅行したことがあるので「ばんだいさん」や「つるがじょう」や「いなわしろこ」が出て来るところですっかり嬉しくなってしまいました。
★自分
「ココロのとまり木」河合隼雄
大好きな、河合隼雄さん(心理学者)のエッセイです。
いろいろと印象に残る話がありすぎてどうと言えませんが。
特に「おはなし」における子供と語り手(読み手)との一体感とか、
脳障害のある名医を許容する豊かな社会という考え方とか、
西洋の個人主義と、日本の間違ったコジンシュギの違いとか、
日本人の「鍋料理感覚」は対人関係の勉強になっていたんだなあとか、
特に忘れちゃならないことだと思ったのは、
思春期の問題行動について、それは"さなぎ"の状態で、内部では本人も気付かない大変革が起こっている。だから大人は「今はどんな状態にあるにしろ、そこを通り抜けるとちゃんと大人になれるのだから、その間はこちらもつきあうよ」という覚悟をもって正面からしっかり会うと大丈夫―。ということでした。
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