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花日和 Hana-biyori

抱きしめることの効能

ドラマ「星降る夜に」8話。配信で観ました。

前回私はストーカー被害に遇うヒロインに「なぜ警察を呼ばないのか」などとしょうもない感想を書いていたことを恥じました!

今回は、妻を産婦人科医の鈴(吉高由里子)に殺されたと逆恨みする男、伴(ムロツヨシ)が、鈴の恋人である一星(北村匠海)に強く抱きしめられる場面で終わりました。

海に飛び込もうとした伴は幼い娘の「おとうさん!」という叫びで足を止めます。泣き崩れるところを一星が抱きしめると、伴は子どものように号泣するのでした。

彼がどうしようもなく慰めを必要としていたことや、声をもたない一星の抱擁が何にも増して癒やしになったのではないか、と感じるいい場面でした。

後で私は、いま読んでいる『まとまらない言葉を生きる』(荒井裕樹)の中に出てきた

「どんな場面でも人を励ませる便利な言葉なんてない」

という言葉を思い出しました。(だからそのたびに言葉を探すことが必要だという趣旨の文章ですが)

ドラマでは、何も言わず抱きしめることの尊さを感じずにはいられませんでした。

ただ、それが性的な関係に結びつきそうな相手だと危うさが生じるとは思うのですが。

あと、思春期の息子はもう抱っこできないので悲しいな〜。とまたしょうもないことを考えております。




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