台風被害はまだあちこちで困窮を極めているし、オリンピックは一部を札幌にされるし、色々とあんまりな出来事ばかり。
最近「たのしい川べ」を再読し初めて、凄くのどかで愉快な世界なので読んでいる間は現実を忘れますが、ずっと読んでいる余裕がないです。ものすごくちょっとずつ読んでます。
今日は川ネズミとモグラがボートでピクニックにでかけて、帰り際モグラのせいでボートがひっくり返ってしまったとき、川ネズミはそりゃあ怒るだろうと思っていたら、まったく怒らず、動じず、溺れたモグラを助けて、ボートを戻して、荷物を回収して、果てはモグラに、きょうは僕のうちに泊まっていって欲しいなんて言い出して、まったく男前で感動しました。
モグラが、しょんぼりして
「ネズミ君、きみは気持ちが大きい！ぼくは、あんなばかな、恩知らずなことをして、ほんとにすまないと思っている。あの美しいおべんとうバスケットを、もうすこしでなくしてしまうところだったと思うと、ぼくは、まったくたまらない。（中略）きみ、こんどだけ大目にみて、ぼくをゆるしてくれる？そして、またもとどおりにつきあってくれる？」
と長々と反省の弁を述べるところが笑っちゃいました。
ファンタジーに救われてますよ。
