花日和 Hana-biyori

まぼろしの小さい犬

雨でしたが、公民館の児童館で息子を遊ばせてから図書館に行きました。

フィリパ・ピアスの『まぼろしの小さい犬』を借りて読みました。
「トムは真夜中の庭で」しか読んだ事がなかったので、もっとファンタジーなものを想像していましたが、犬が欲しくてしょうがない男の子お話で、リアリズムものでした。

弟たちに責任を感じたり、大都市ロンドンでは犬は飼えない、という分別はあり全くの子供という訳じゃないけれど、犬ほしさのあまり幻を見てしまったり、望みと現実のギャップに耐え切れなかったりする子供でもあります。
でも「現在手に入るもので満足できなければ何も得ることは出来ない」と気づいたところでひとつ大人になったのだなあと感じました。
私にとっても感じ入るところのある言葉でした。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事