(くらさん、はづきさん、きなさん。夜から八方美人男さん、風太さん)
昔ながらの商店街とともに、店主のこだわりを感じさせる個性的で素敵なお店が所どころにあって、中には入らなくても外から見るだけでも味わいがあり楽しかったです。
マトリョーシカの飾りが可愛かったおかしやさん
商売っ気のないＣＤショップ
「物豆奇」(ものずき)という”純喫茶”で、コーヒーをいただきました。
外観も凝っていましたが、中は更にレトロな雰囲気がすごかった。アンティークの時計や照明が至る所に掛けられて、調度品も梁が見える天井も、昭和か明治かっていうくらいなのですが、それが古びたものをそのままにしているのではなく、そういう雰囲気になるよう拘り抜いている作りなのが分かりました。
あまりに居心地がいいのでお客さんの回転が悪そうです。
一件目「にわとり文庫」紙雑貨などもディスプレイしてあるかわいいお店。外に出してあった、いつの時代だか分からない「ＰＬＡＹＢＯＹ」の表紙が意外に可愛くて、中が見たかったけれどビニールがかかっていました。昔の陶器デザイン画というものが売っているという事を初めて知りました。
ここでセンダックの「かいじゅうたちのいるところ」を買いました。とてもきれいな状態で500円。息子が以前、わりと気に入っていたので。
古書「花鳥風月」明るい店内で豊富な種類・品揃えという印象。ここでアーノルド・ローベルの「ふたりは いつも」を買いました。これもとてもきれいな本でした。あと、「坊ちゃん」のきれいな新潮文庫があって安かったので購入。今持っているボロボロのと同じ表紙だったのが良かったのと、版が若干新しいので活字が少しだけ大きく、ルビが多いので読みやすい感じです。
見つけて迷ったのがアンデルセンの「絵のない絵本」にいわさきちひろが挿絵をつけているもの。結局買いませんでしたが。
たぶんここできなさんが買ってらしたカイ・ニールセンの画集、後で見せてもらいましたがすごく細密で耽美的というのかしら、雰囲気があって素敵な絵でした。ずっと見ていると、贅沢な気分になります。
「なずな屋」いかにも古書店という雰囲気で、レトロ＆マニアックな印象。下品にならないくらいのマニアックさというか。妙な歌が流れていて、本を探していても全然集中できず脳内に侵入してくる感じでした。妙…と言ったら失礼ですが、なんとも表現しがたい曲の数々でした。
ここで「おうしのアダムスがおこりだすと」というリンドグレーンの絵本を買いました。
あと、矢川澄子訳だったので買ってしまった「ほらふき男爵の冒険」はここでか一軒目で買ったのか…記憶が曖昧です。
しかし自分のチョイスはなんだか平凡でつまらないわねと思いました。
古本屋に来たからには、ここで買わなかったら二度と会えないというものに出会って購入したいものですが、今回私が買ったのは、ネットでも買えそうなものが多かったなあとか。
もっとゆっくり見ていたいような気もしつつ、鍋会のお店がある阿佐ヶ谷に向かいました。
阿佐ヶ谷でも一軒、「コンコ堂」という古書店に寄りました。店内とてもきれいで明るく、普通の本屋さんみたいな雰囲気でした。ここでは何も買えず。
お店はコースで前菜とデザートもつく鍋料理をいただき、とっても美味しかったです。
みなさんの本の話を聞いていて、全然読んでいない(ネット情報も含め)自分をまた思い知るのですが、話を聞けるだけでも楽しいので、充実した貴重な時間でした。ありがとうございました～。
