セカンド韓流2

ペク・ドンス

出演:チ・チャンウク、ユ・スンホ、チョン・グァンリョル、チェ・ミンス

演出:イ・ヒョンジク、キム・ホンソン 脚本:クォン・スンギュ 制作:2011年

[5段階評価:★★★★★]

 

ペク・ドンスは李氏朝鮮後期に実在した護衛武士で、彼を主人公にしたマンガが原作のフュージョン時代劇。

主人公のペク・ドンスにチ・チャンウク!

ドンスの親友でありライバルのヨ・ウンをユ・スンホくん!

ペク・ドンスの父親は、無実の罪で処刑され、生まれたばかりのドンスも釜茹での刑(!)にされそうになるところを、後の師匠グァンテクに助けられる。その後、グァンテクの仲間の元で、身体の障害を乗り越えてスクスクと育ち、仲間と共に王宮の護衛部隊としての訓練を受けることになる。

ヨ・ウンは、”殺星”という人殺しの宿命を持っているという理由で、幼少期から父親に何度も殺されかける。特に、剣術の練習をしているところが見つかると、立てなくなるほど殴られるという壮絶な子ども時代を送っていて、笑っていても目の奥は常に哀しみを宿しているような…そんなウンを演じられるのは、ユ・スンホ君クラスじゃないと無理だったでしょうね(子役のパク・コンテ君も上手だった!)

父親が死んだ日の記憶がないウン。「殺したのはお前だ」と告げられたとき、絶望して自害しようとするんですが、このときのウンがとても可哀想だった…

このシーンは思い出しただけで泣ける。。”殺星”という運命を恐れて、剣術の訓練と同時に独学で医学も学んでいたウン。優しい子でした。

設定はどちらも20歳なんですが、当時チ・チャンウク24歳、ユ・スンホ18歳と6歳の差があって、2人で並ぶとどうしてもスンホ君が幼く見えましたね。まだ高校生だったからしょうがないか(苦笑)

全29話で、1話〜5話までは子ども時代。子どもから大人に切り替わるときの違和感はほぼなかったです。いい感じに似てました。(ナム・ジヒョン→シン・ヒョンビンだけ微妙だったけど…)

前半は、自由気ままで無分別なドンスよりも、つらい運命を背負ったウンの方が魅力的なキャラクターでした。ところが、朝鮮一の剣士グァンテクとの修行から戻ってきた17話あたりから、ドンスがめちゃくちゃカッコよくなります!(いや元々カッコいいけど)

チ・チャンウク第二形態(↓)

落ち着きと分別を備えたドンス最強!(笑)チャンウクさんはアクションも上手かったですね。ドラマとしてアクションシーンにはかなり力を入れて撮ってる感じがしました。(スンホ君にもう少しパワーがあればなお良かった)

後半、チ・チャンウク&ユ・スンホの物語とは別に、彼らの師匠であるチョン・グァンリョルさんとチェ・ミンスさんの物語も進行していて、これが超素晴らしかったです!

このイケオジ達が本当に凄かった!! 境遇も目指す方向も真逆の2人が、同じ女性を愛したことで、剣士としての縁以上にお互いを理解し合える唯一の存在として、友情のような感情も芽生えていました。それでも決着をつけないといけないという、強者同士の宿命が悲しい。。

それにしても…チェ・ミンスさんがあまりにも可哀想で(涙)子どものくだりはマジで「それはアカンやろ〜」と思いましたよ。。

イケオジ達の戦いが終わった25話からの最終章では、ウンが自分の運命と戦う覚悟を決め、さらにカッコよくなっていきます!

ユ・スンホ第二形態(↓)

第一形態のときは髪がボサボサで前髪も長く、表情が髪で隠れてしまってもったいなかったんですけど、”天主”になったことで身なりが美しくなり、髪にもキューティクルが戻りました(笑)前髪も整えられて目の表情がよく分かるようになってからは、もうスンホ劇場になりましたね。

ドンスとウンも1人の女性に想いを寄せるんですが、ウンはその女性が好きと言うより、ドンスが好きな女性を、ドンスのために守っていただけのような気がしてます。

ウンと同じように、あらがえない宿命に囚われた女人ジソン。彼女に好意はあったかもしれないけど、それが命を懸けるほどの恋だったのかはちょっと疑問。

ここからは勝手な妄想です!

ウンは、ドンスのことが好きなんじゃないかと思いながら見てました。ウンが常に気にかけていたのはドンスで、一番に思いを巡らせるのもドンスでした。ドンスは「運命は変えられる」と言い、実際にジソンを運命から解放してみせた。ウンも、ドンスの手で自分の運命を変えてほしいと願っていたと思う。

ドンスが触れた肩をさわるウンがせつなかったな。。

ドンスから「俺が殺しに行くまで死ぬなよ」と言われたウンは、ドンスが剣術の腕を上げていく様子を嬉しそうに見ていました。ウンのもう1つの願いは、ドンスの手で死を迎えること。生き延びることを模索しながらも、どこかで死を強く願っていたウン。仲間を裏切った後もその場を離れず、逃げようとしなかったのは、殺して欲しいという思いがあったからじゃないかな。。”殺星”を背負って生きるには、優しすぎる子でした。

29話一気に見られるくらいおもしろいドラマでした!

【オマケ】ドラマでは見られない楽しそうなヨ・ウンをどうぞ〜。

何かを書いてるシーンって、たいてい…

お絵描きしてますよね(笑)


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