詳細特性も過失なし。

2008-02-25 | CMOS
明日は、納品だ。
更に特性を改善する回路案も今朝考案した。
早速シミュレーションで確かめると、改善は程度の問題であり、その特性の限界を根本的に破るには回路方式だけでは物理的に無理であると判明した。
トランジスタ自体の構造やレイアウトでさらに改善の程度を高めることができる。
高速で動作させることと、精度を高めることや消費電流を削減するとこなどは、
相反する要請であり、物理法則からくる制約のもとでトレードオフが存在することを改めて認識することになった。

そもそも、その特性改善が本マスクでは採用が必要かどうか?
もっと必要な改良が潜在するのではないか?

顧客でのシステム評価の後でないと、
ベストとは行かないのである。

「ソリューションから離れよ!」

ビジネスシンクより・・・

P.S.
シャトルチップって、加工のバラツキが多いところがあるのだろうか?
ある特性はすぐ近くのチップにしてはややバラツキが大きいと思えた。
ある製品プロジェクトで、シャトルを繰り返して改良を重ねていくとすると、
実は逆効果で、シャトル程加工精度などの理由で肝心のいい特性が姿を現さない・・・そんなことがあるなら要注意だ。
シャトルの品質って、どこにあるのだろう?

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