HALBE NOTE

社会貢献のためのフルートとギターのボランティアグループ

ヨナ抜き

2020-01-25 10:37:29 | 日記
前回のブログからすっかりご無沙汰してしまいました。
今回は音階についてです。「ヨナ抜き」と呼ばれる音階があります、これは西洋音階のドレミファソラシドから四番目、七番目のファ、シを抜いた音階のことで古くから唱歌、童謡などに数多く使われている音階です。
 我々のレパートリーでも「コキリコ節」「砂山」がそれです、この音階は特に日本人に懐かしさや郷愁を感じさせます、J.POPでもユーミンの「春よ、来い」のサビの部分や最近注目の米津玄師の曲の中にも使われています。こういった最新の曲にも根強く残っているのは興味深いところであります。
 他には琉球音階と呼ばれるド・ミ・ファ・ソ・シの5音で構成される音階もありますね、これを「ド」から「シ」へと弾いてみるだけで奄美、沖縄に行った気分になるから不思議、この音階の中でも重要なのがファでしょうね、「涙そうそう」や「花」などの沖縄ソングを演奏する時はCのコードにはファの音を必ず加えております。
 洋楽ではブルーノートスケールと呼ばれるメジャースケールに3度、5度、7度の音をフラットさせた音を加えた音階があります、これは昔アフリカから連れてこられた 黒人たちに「ドレミ」の西洋音楽を教えたところ耳慣れない音程で歌いだした、その音がどことなくもの悲しい雰囲気でそこからブルーノートが発生したと言われています。
 音階って興味深く、奥深いものがありますね