眼を覚ましたが
まだ暗い
枕元の時計は午前4時
少しウトウトとした
縁側でサトが
虫を追って忙しく動いている
狭いので脚を踏み外すのではと
ハラハラしながら手を添えた
虫を追ってか
サトは室内に飛び込んだ
床で音を立てる聞き慣れたサトの爪の音
虫を追うのは
そのくらいにしとき…と
抱き上げた瞬間
目が覚めた
抱きしめる前に覚めてしまって
残念…
でも元気そうな姿は嬉しい
やっと夢で逢えた
見出し画像は
2022年3月14日のサト
3月11日は
サトの運命が変わった日です
その日 サトは夕ご飯を食べられたでしょうか
どんな夜を過ごしたでしょうか
その頃の家族だった人と
お別れしなければならなくなった時
理解出来ないまま
どんなに不安だったことか
サトが我が家に来た時
鼻や脚の所々に擦り傷がありました
移動する時に抵抗してできたそうです
多分、保護されてから
何度も移動したと思われます
私はサトが生まれた時を知らないけれど
サトが命を終える時
サトの全身を撫でながら
看取ることができました
サト、寂しくなかったよね？
サトは大切な命だったよ
2011年3月11日を
よく生き延びてくれたね
我が家で10年10ヶ月
大切な家族だったよ。
見出しの写真は
2021年10月4日
ペット病院からの帰り
スーパーで買い物に寄った時のものです
サトのいない生活を
1週間、過ごしました
骨壷はハルと同じく紙製で
有り合わせのハンカチで包んだだけの
質素な物です
お庭で摘んだ花と
頂いた花束が少々です
お骨には
毎日、磨いてあげてた歯が
形を残していました
毎朝毎晩、サトに話しかけていましたが
3月4日から
お庭のハルの横で
永遠の眠りについています
アマゾンミュージックの
「あなたのためにセレクト」を聴いていると
「虹の彼方に」「夢で逢いましょう」
が、流れてきました
目頭が熱くなりました
夢であいましょう
夢であいましょう
夜があなたを抱きしめ
夜があなたに囁く
うれしげに 悲しげに
楽しげに 淋しげに
夢で 夢で
君も 僕も
夢であいましょう
うれしげに 悲しげに
楽しげに 淋しげに
夢で 夢で
君も 僕も
夢であいましょう
それにしても
あまりにもタイムリーな曲
アルゴリズムでしょうか？
ハル
サトをよろしく！
約24年間
犬との楽しい生活でした
2匹に愛を込めて
ありがとう！！