日本一笑える「名刺の裏面」

名刺は初対面の方に渡すもの。という固定観念がある。
だから親しくなってしまうと、なかなか名刺を渡すことがない。
時々は、個性的なも名刺を作ることも必要なのではと思う。
店でいうと、いい顧客にあらためてアピールすることで、
ビジネスチャンスが広がるのでは。

今回、新作落語を名刺の裏面に印刷した。一気に身近な人に配ろうと思う。
現在、日本で一番笑える面白い名刺になった、かも知れないと自己満足。



樋口　強　「新春湯布院寄席」によせて

【新作落語】台本/ムーミン

五日目キス

今日お集まりの方の中にも、どなたとは申しませんが、おられますが、
「ブス」の方のお話です。

美人は三日で飽きるが、ブスは三日で慣れると申します。
ブスと直接云わずに、ゆるやかに、どう云うのか。

「1円玉」　1円は両替できません、その心は「それ以上崩せない」顔の方。
「津波」　大きな波ですね。「並外れている」お顔の方
「かまぼこ」　蒲鉾は板の上にのっています、「ぶさいくが板についた」方をいいます
「めだか」　網ではすくえません。「救いようのない」お顔です。
「教科書」　家に帰ってからは勉強なんかしたくないもの「見たくもない」ブスです。
「水平線」　「果てしない」ブスです。

この最初の文字をつなげると、い・つ・か・め・き・す　となります。
ブスに３日でなれて、4日目で手を握る、五日目でキス　　とめでたし、めでたし。

え、そうはならなかったですって、
あなたのような「オコゼを岩にぶつけて、ふんずけた」ような顔では。
ブスにも「プライド」があるんです。

それには、もっと練習をしなければ。
練習相手に最もいいブスの名前は「ケイコ」さん。

「ブスかり稽古」です。