写真のアナログ盤 LP 。
ジャマイカの老ピアニスト、Gradstone Anderson (通称グラディ)が 1972 年にリリースした、レゲエ・ピアノインストアルバム。
もちろん当時はシャキシャキの現役ミュージシャン(今も)。
当時その存在さえほとんど知られていなかったこのアルバム(原題「It May Sound Silly」)の日本盤が、OVERHEAT RECORDS からリリースされたのは 1986 年のこと。
ジャケットと内容がこれほどめでたく邂逅したアルバムは、なかなかないんじゃないだろうか?オリジナルのジャケもけっこう渋くてレア・グルーブ感ばっちりだが、こっちの日本盤ジャケのほうが、ふさわしい気がする。
アートワークは明石さんという人。その当時の MUTE BEAT とかのジャケ・デザインをほぼすべて任されていた人。象徴的なデザイン・ワークに定評があった。
Fishmans の 1st アルバム「Chappy, Don't Cry」のジャケも、この人の手による。
モラトリアムな大学時代の夏、このアルバムをアパートの小部屋で何回も聴き続けていた記憶がある。もちろんアナログ。CD なんか当時、まだぜんぜん普及してなかったしね。
タワレコとかも、アナログオンリーの時代。
そんなこんな、若いころの思い出がつまったこのアルバム、そのリリースにあたって、A&R のディレクションを務めていた(ということを、最近聞いた。)ある方と、つい先日までお仕事していた。
若いころには思いもよらなかった出会い、つながりが、20数年ののちに縁あってつながるなんて、本当に人の縁は不思議。そう思えてならない今日このごろなわけです。
さてもう1枚は、シンプルな白盤 CD-R 。
これ、こだま(和文)さんからつい最近、頂いた。
なんでも、そのグラディが近々、新しいアルバムを発表する、とのこと。
ピアノ・インストとボーカル盤の2枚、ダブル・リリースという情報も。
OVERHEAT の EC 氏から2枚、こだまさんに託されたもののうち1枚を幸運にも、お分けしてもらった次第。
以来、日に3,4 回はヘビロテ中。
2002 年の春かな?EC 氏から突然電話がかかってきたことがあった。
氏のグラディへの熱い想いをひとしきり聞かせてもらったあと、「これ、ハカセにあげるよ~」とのことで、ボロボロのカセット・テープを1本、頂いた経験がある。
それ、グラディ本人が自宅で録音したデモが、そのまま入ってるテープとのこと。コピったテープではなく、原本。
そのカセットも、大事に大事に聴かせてもらって、宝物のように、スピーカーの上に飾っていたな。
今でも、自宅のどこかで、大事に眠っているはず。
今回の新作は、その時に頂いたカセットに入っていた内容と、とても近いにおいのする、
ピアノのダビングによる、つづれ織りのような、デリケートなピアノ・インスト作品。
齢80近くの老爺が奏でる、無駄のない音符といまだ熱いスピリット。
「枯れ木も花のにぎわい」という格言があるが、今回のアルバムの感触は輪廻のごとく、あの40年前のアルバムに繋がっていくような気がしてならないのだ。・・・
たまにはまともな文章でも、と思い。
駄文を失礼しました。
ジャマイカの老ピアニスト、Gradstone Anderson (通称グラディ)が 1972 年にリリースした、レゲエ・ピアノインストアルバム。
もちろん当時はシャキシャキの現役ミュージシャン(今も)。
当時その存在さえほとんど知られていなかったこのアルバム(原題「It May Sound Silly」)の日本盤が、OVERHEAT RECORDS からリリースされたのは 1986 年のこと。
ジャケットと内容がこれほどめでたく邂逅したアルバムは、なかなかないんじゃないだろうか?オリジナルのジャケもけっこう渋くてレア・グルーブ感ばっちりだが、こっちの日本盤ジャケのほうが、ふさわしい気がする。
アートワークは明石さんという人。その当時の MUTE BEAT とかのジャケ・デザインをほぼすべて任されていた人。象徴的なデザイン・ワークに定評があった。
Fishmans の 1st アルバム「Chappy, Don't Cry」のジャケも、この人の手による。
モラトリアムな大学時代の夏、このアルバムをアパートの小部屋で何回も聴き続けていた記憶がある。もちろんアナログ。CD なんか当時、まだぜんぜん普及してなかったしね。
タワレコとかも、アナログオンリーの時代。
そんなこんな、若いころの思い出がつまったこのアルバム、そのリリースにあたって、A&R のディレクションを務めていた(ということを、最近聞いた。)ある方と、つい先日までお仕事していた。
若いころには思いもよらなかった出会い、つながりが、20数年ののちに縁あってつながるなんて、本当に人の縁は不思議。そう思えてならない今日このごろなわけです。
さてもう1枚は、シンプルな白盤 CD-R 。
これ、こだま(和文)さんからつい最近、頂いた。
なんでも、そのグラディが近々、新しいアルバムを発表する、とのこと。
ピアノ・インストとボーカル盤の2枚、ダブル・リリースという情報も。
OVERHEAT の EC 氏から2枚、こだまさんに託されたもののうち1枚を幸運にも、お分けしてもらった次第。
以来、日に3,4 回はヘビロテ中。
2002 年の春かな?EC 氏から突然電話がかかってきたことがあった。
氏のグラディへの熱い想いをひとしきり聞かせてもらったあと、「これ、ハカセにあげるよ~」とのことで、ボロボロのカセット・テープを1本、頂いた経験がある。
それ、グラディ本人が自宅で録音したデモが、そのまま入ってるテープとのこと。コピったテープではなく、原本。
そのカセットも、大事に大事に聴かせてもらって、宝物のように、スピーカーの上に飾っていたな。
今でも、自宅のどこかで、大事に眠っているはず。
今回の新作は、その時に頂いたカセットに入っていた内容と、とても近いにおいのする、
ピアノのダビングによる、つづれ織りのような、デリケートなピアノ・インスト作品。
齢80近くの老爺が奏でる、無駄のない音符といまだ熱いスピリット。
「枯れ木も花のにぎわい」という格言があるが、今回のアルバムの感触は輪廻のごとく、あの40年前のアルバムに繋がっていくような気がしてならないのだ。・・・
たまにはまともな文章でも、と思い。
駄文を失礼しました。