８月のながいお休み（８月１２ 〜 １6日）

いつも　お盆（ぼん）には3日つづけてお休みになりますが、月曜日もお休み日なので、１２、１３、１４、１５日、つづけてお休みします。

86歳の中村博士が読書中だった本『ソフィーの世界』

研究者（けんきゅうしゃ）の方（かた）（名古屋大学（なごやだいがく）の先生（せんせい））から、『ソフィーの世界（せかい）　哲学者（てつがくしゃ）からの不思議（ふしぎ）な手紙（てがみ）』ヨースタイン・ゴルデル著（ちょ） NHK出版 1995
をちょうだいしました。
この本は、西洋哲学（せいようてつがく）を若（わか）い人に読みやすく、ファンタジーの物語（ものがたり）にしたもので
小学校の高学年から大人（おとな）におすすめです。
さるすべりコーナーの　10代（だい）の方向（かたむ）けの棚（たな）においています。どうぞ開いてみてください。

中村博士が86歳の時（亡（な）くなる前）に、読んでみたいと、手に取られた本だそうです。

？クイズ：中村博士の本で、10代の方向けの本はあるでしょうか？
＊ヒント：岩波ジュニア新書

中村博士推薦(すいせん)のシリーズ「おはなしえほん」

三木純子名誉館長（みきすみこめいよかんちょう）から「おはなしえほん」（フレーベル館）のシリーズ２４冊（さつ）をちょうだいしました。
出版社（しゅっぱんしゃ）のチラシには、この絵本（えほん）シリーズを推薦する方々（かたがた）のお名前（なまえ）が印刷（いんさつ）してあり
その中に「中村元」とありました。
「おむすびまん」（やなせたかし作）などの日本の作家（さっか）さんの作品（さくひん）が多いシリーズですが
アジアやヨーロッパ、日本の、昔話（むかしばなし）なども、含（ふく）まれています。
さるすべりコーナーで、どうぞ手にとってみてください。

楽しい読み物があると、小さいころから読書の力が自然と身につきますよね。

？クイズ：記念館にあるこのシリーズの日本の昔話（伝説（でんせつ））は、なんでしょう？？
＊ヒント「坂田金時」

ようこそ オオジシギ（カミナリシギ）

6月の　21日から１週間（しゅうかん）くらいの間（あいだ）、曇（くも）りがちの数日（すうじつ）でしたが、
とてもさわがしくて変（へん）な音（おと）が、窓（まど）の外（そと）からずっと聞（き）こえていました。
まるで、ブレーキを掛（か）けながら坂（さか）をおりてくる自転車（じてんしゃ）の音のような、「ぎーぎーぎーぎーーーー」という音に似（に）ていて、巣（す）をねらわれている鳥（とり）が怒（おこ）っている鳴（な）き声（ごえ）のようでもありました。
いったい なんだろう？と思って
3日目くらいに、窓から外を見回（みまわ）したら、鳥が一羽（いちわ）、飛（と）んでいました。
この辺（あた）りの空（そら）を周（まわ）っているようでしたが、
とても大きな声で、さわがしく鳴きながら飛んでいたのです。

もしかしたら、オーストラリアから日本へ飛んでくる　オオジシギかもしれないと思い、
大根島（だいこんしま）の自然（しぜん）に詳（くわ）しい方（かた）に、質問（しつもん）してみました。すると、
「オオジシギが来（き）てるよ」とのことでした。

野鳥（やちょう）のCDなどを聞くと、「ズビャーズビャーズビャー」（鳴き声）「ゴゴゴゴゴゴー」（羽（はね）の音）という音に聞こえますが
窓ごしに遠（とお）くから聞いたので、羽の音は聞こえなかったようです。

7月になったら、全然（ぜんぜん）、声を聞かなくなりましたから、どこかもっと北（きた）のほうへ飛んで行ったのかもしれません（中部以北（ちゅうぶいほく）に巣を作る鳥だと『日本の野鳥』山と渓谷社（けいこくしゃ） に書いてあります）。

大根島の周りの中海（なかうみ）は汽水湖（きすいこ）で、ラムサール条約登録湿地（じょうやくとうろくしっち）になっていますから
海を渡って来た鳥が、ホッとして休憩（きゅうけい）できる場所（ばしょ）なのだと思います。
（水辺のやわらかいどろの中にくちばしをさしこんで、たべものをさがすしゅるいの鳥は、湿地があれば、ごはんを食べることができて、その先へ飛んでいけることでしょう）

ぼたん祭ステージ シルクロード中国の弦楽器（げんがっき） 揚琴（ヤンチン）演奏

　花（はな）でいっぱいの大根島（だいこんしま）の4月は、ほんとうにきれいです。
桜（さくら）から　今は黄色（きいろ）の菜の花（なのはな）になって、つぎは　ぼたんの花でいっぱいになります。
　4月の27日と28日は、中庭（なかにわ）で「ぼたん祭（まつり）」のステージがあります。
記念館（きねんかん）からは、揚琴（ヤンチン）という中国（ちゅうごく）の楽器（がっき）の演奏（えんそう）を、
瀬古喜代栄（せこきよえ）さんにおねがいしました。
28日の11時〜11時30分です。

１階（かい）のホールも、ぼたんの花でいっぱいになります。
お天気（てんき）がよければ、近（ちか）くのお花畑（はなばたけ）を散歩（さんぽ）するのも楽（たの）しいですよ。