gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一三年一月

一月 一日(火)晴(元旦) 酌み交わす屠蘇に巳年の夫婦坂(屠蘇)
一月 二日(水)晴 菜の青く雑煮の椀に湯気ほのか(雑煮)
一月 三日(木)晴 食積みに朝禽の声清々し(食積)
一月 四日(金)晴 将棋さす横に年酒の盃を置き(年酒)
一月 五日(土)曇 開牛蒡漆の皿に行儀良く(開牛蒡)
一月 六日(日)晴 昼ひなか酒を進ます数の子煮(数の子)
一月 七日(月)晴(七種) 山稜の織り成す旨み七草粥(七草粥)
一月 八日(火)晴 雪深く結び昆布食む旅の宿(結昆布)
一月 九日(水)晴 氷柱たれ据わり岩魚の山料理(据わり鯛)
一月 十日(木)晴 田つくりの残り少なく二段重(田つくり)
一月一一日(金)晴 丸餅を焼くもオーブン鏡開(鏡開)
一月一二日(土)晴 切山椒老舗に並び色鮮やか(切山椒)
一月一三日(日)晴 年の餅膨らみはじけ角焦げる(年の餅)
一月一四日(月)雪 朝からの螺肴少々甘し(螺肴にしざかな)
一月一五日(火)晴(小正月) 小豆粥甘さを控え朝の卓
一月一六日(水)曇 曇る朝最後の重詰料理食む(重詰料理)
一月一七日(木)晴 紅白の膾があれば年の酒(年酒)
一月一八日(金)晴 お雑煮旨さに今年も松過ぎる(雑煮)
一月一九日(土)晴 豆開き飾りに付けて昼の酒(豆開)
一月二十日(日)晴(二十日正月) 肴には五万米が旨く二十日過ぐ(五万米ごまめ)
一月二一日(月)晴 俵子の小杯に景気読む(俵子)
一月二二日(火)雨 芋頭あと幾日か漆椀(芋頭)
一月二三日(水)晴 長老木の朱残る刺身の後の皿(長老木)
一月二四日(木)晴 朝晴れて伊勢海老の汁舌鼓(伊勢海老)
一月二五日(金)晴 初蟹の長足割れば身の締まる(初蟹)
一月二六日(土)晴 据わり鯛波の鳴る宿風強し(据わり鯛)
一月二七日(日)晴 阿茶羅漬蕪のきりみの花とあり(阿茶羅漬あちゃらづけ)
一月二八日(月)晴 安倍川餅黄粉気づかい皿を出す(餅)
一月二九日(火)晴 青海苔の香りを粥に振掛ける(海苔)
一月三十日(水)晴 きんとんを最後に今年の節終わる(きんとん)
一月三一日(木)晴 お節済みお重納める一月尽(お節)

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