北線の風

八高線一部列車減車と運用について考える。

ご無沙汰しています。


すっかり更新をサボっていたら8月になってしまいました。特にこれといって取り上げるような話題もなかったのですがここにきて八高北線の運用に少々変化があったので取り上げさせていただきます。
実は7月下旬頃より一部の駅において「8月1日から一部列車を3両編成から2両編成に編成変更します」という貼り紙が貼られており内容は3両で運行されていた2281D~224D~231D及び244D~249Dが2両編成になるというもの。八高線ではこれまでも何度か3両→2両への減車はありましたが2013年頃を最後におこなわれいませんでしたので約7〜8年ぶりという事になります。

しかしなぜここに来て減車??という疑問が残り、個人的に考えられる選択肢をいくつかまとめてみます。

①コロナ禍に伴う乗客減少のため
②予備車確保のため
③新型車導入に向けた運用変更
④GNSS関連

まず①ですが減車対象の一部列車を見るとコロナが蔓延する前より明らかに乗客が減っている列車があり、乗客減少というのはあり得ると思います。ただ3月のダイヤ改正ではなくなぜこのタイミングなのかという疑問が残ります。
次に②ですが八高北線の列車は両運転台車のキハ110形9両と片運転台車で2両ペアを組むキハ111形+キハ112形2両×6本12両の計21両で運用されています。このうちキハ110形は7運用、キハ111・112形は6運用で両者共通の予備車がキハ110形×2両といった運用になっていましたが春先より走行距離調整なのか頻繁にキハ110形×2が2両固定車の運用に入っており今後もそういった事が増えると見越して予備車確保のために減車した可能性も考えられます。この運用を2両にすると2223D~244D~249D→ヨ→回2280D~2281D~224D~231D~242Dと流れてた運用が2223Dで朝入庫後夜の242Dで出庫となりキハ110形が1両余る計算になりますからね。
③については正直不明。2024年度を目処に新型車を導入するという話はありますがまだ3年後。なので因果関係は不明。
④のGNSS試験について、今年度は伊豆箱根鉄道の大雄山線で速度制御試運転がおこなわれるようです。しかし昨年度八高線で行われた試験装置が今も残存している事から八高線での試験もまだ想定しているものと考えられこれの試験車にキハ110形を1両改造する…なんて可能性も考えられなくはないですね。個人的には①と②の理由が可能性高そうだなとは思っています。

そして撮り鉄目線では回2280D~2281D~224D~231D及び244D~249Dが減車されてしまうと小川町以北で狙える3両が激減してしまうという問題が。特に回2280D~2281D~224D~231Dの4本は沿線で狙える貴重な3両だったので痛手です。朝の3両も2260D(小川町〜高麗川)・225D・2223Dの3本が残りますが冬場はほぼ走行撮れないですし225D と2223Dの2本は夏でも光線微妙なので…。ただし減車対象の列車も他路線で見られるように「学校がある期間は増結」なんて可能性も無いとは言い切れないので少し寂しい話題の続く八高北線ですが今後も注目していきたいと思います。

減車前日の7月31日夜、249Dを群馬藤岡で撮影。


2021/08/01
224D キハ110−221+キハ112-205+キハ111-205
前日の249Dが3両だったので減車初日の朝も231Dまでは3両で走ると考え沿線へ。

氷雨の児玉駅で出発を待つ2281D
夜明け前、児玉駅を目指して八高線を進む回2280D
リバイバルカラーを引き連れ混色の224D

変則編成の回2280D
霧に包まれた児玉駅で出発を待つ2281D

以上。
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