週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

テレビドラマ「おせん」

2008-04-23 08:49:37 | 週刊金曜日
蒼井優ちゃんの初主演ということで、日本テレビ製作だけど
(ちょっと前の日テレ製作ドラマ。天海祐希主演で、売れない演歌歌手の話。あまりのつまらなさに、観るのを途中で止めた)
おそるおそる、観てみました。
ドラマ「おせん」公式HP

そこそこ、おもしろそうです。
ただ、板長以外の先輩板前のイケメン若手俳優2人の区別がつかない・・・
ハハハハ(´ω`)年よね・・

原作がマンガだそうで。
そこそこ、テンポよく話が進みます。

ただし、原作者は男性。
あまりに「理想」が勝ちすぎですね。
「早く作る料理はそれはそれでいいけれど、食べる側への心遣いがない」みたいなセリフが。

それは、確かに専業主婦で料理好きな主婦ならば、それで良いけれど。
収入を求めてパートで仕事し、クタクタに疲れて帰って掃除・洗濯・育児・料理。
正社員はもっと長時間働いているので、もっとクタクタ。

さらに・・・
大根をめんとりせずに5時間煮る、
だしの「いりこ」も、頭をとらずに水でだしをとる、というシーンが。
「いりこ」は、ほとんどの市販品は「酸化防止剤」が使われていて、必ずしも安全じゃないし~

しかも、その労力を全くいとわない料理を、
いったいいくらの値段で、おせんのお店はお客に出しているのか?
その視点は第1回には全くなかった・・・・
女性が書いたマンガ「おいしい関係」は、料理屋さんの原価や利益について、きちんと考察されてたのに・・
板前さんの2人が日本人じゃなくて「東南アジアからの研修生」だったら、より、リアルだったね~。


ある意味、「男の食に対する幻想」マンガですな。
このマンガを読んで、食に関して(自分でろくに料理もせずに)ウンチクだけたれたら、彼女に嫌われるよ~

「男の幻想」それをとっても感じたシーン。
おせん(蒼井優ちゃん)が配膳するときに、ぞろりと髪をお客さん側にたらしてるのは、いただけませんね。
野菜の下ごしらえするときに指輪するなと注意するくせに。
お客の皿に抜け毛が落ちたら、どうするんだ???
マンガの絵だと気にならないかもしれないが、実写になったら、きたならしく感じた。

まあ、いろいろ不満はありますが、先日批判した2つのドラマに比べたら
いつまでたっても連続ドラマがはじまらない
面白そうです。


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