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週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

明日の深夜、NHKでドキュメンタリー再放送が。

2011-06-01 23:26:04 | 週刊金曜日
明日の深夜、NHK総合で

震災後、BSで再放送された
チェルノブイリ関連のドキュメンタリー番組が
地上波でも放送されます。

BS世界のドキュメンタリー「永遠のチェルノブイリ」


BS世界のドキュメンタリー「被曝(ばく)の森はいま」


BS世界のドキュメンタリー「見えない敵」


でも、私が一番ショックだった
フランスのドキュメンタリーが放送されなくて残念。

アレバ社の「再処理」というのが
どれほど日本で報道されていた数値と違っているか!

しかしながら、きちんと
フランスの放送局がドキュメンタリーを制作できる
「報道の自由」が確保されているか!

この番組については、こちらでも言及されています。
スタンダード反社会学講座「最近の脱稿と原発(2011.5.29更新)」

以下、転載
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原発関連のテレビ番組で一番のヒットだったのは、NHKBSで放送されたフランスのテレビドキュメンタリー『終わらない悪夢』。使用済み核燃料リサイクルを請け負っているフランスのアレバ社は、使用済み核燃料を96%リサイクルできるといってます。日本でも原子力は再利用可能なエネルギーだからエコだ、とさんざんいわれてきました。ところがそれは理論上の数値でしかなく、アレバ社が実際に再利用できてるのはたった10%だというんです。残りはどうするかというと、コンテナに密閉して、シベリアの奥地に運ばれ、野ざらしのまま保管されているんです。
 あれ? これまで聞いてた話とずいぶんちがいますね。フランス随一の核処理技術を持つ企業でさえ、この程度なんです。10%ってのはいくらなんでも少なすぎないかと疑いましたが、アレバ社自身が提出した資料に基づいているようだし、これ2009年のドキュメンタリーです。もしアレバ側が内容に反論して法的措置をとっていれば、いま放送できるわけがないので、事実と見るべきなんでしょう。
 で、番組では最後にフランスの原子力庁長官にインタビューをしています。長官はこう答えます。「放射性廃棄物の処理で一番重要なのは『信頼』です。政治家と科学者を信頼しないと、なにもはじまりませんよ」。
 おあとがよろしいようで。落語家でもこのオチは想像できなかったことでしょう。でもこれ、落語じゃないんだよなあ。おそろしいことにドキュメンタリーなんです。

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