昨日、RKB毎日放送のドキュメンタリードラマ「うちの子~自閉症児を持って」をみました。
記者が自分の自閉症児を取材したドキュメント。
一見、健常児と同じに見えるので、傍からは「わがままな、親のしつけのなってない子」としかみられない辛さが、当事者ならではのリアルさで取材されています。
記者の奥さんが交流をもっている、自閉症の母子も取材していました。
深夜2時に公園を歩き回る自閉症の子どもの姿と、それにつきあう母親の姿。
持病を抱えるその母親の言葉「10年たって自分の体調が限界にきて、その時子どもを他人に託せる状態じゃなかったら、一緒に逝こうと思っている」
そこで、記者は自閉症をかかえての無理心中が多いのではと取材したところ、なかなか表には出てこず実態は霧の中。
そんな中、やっと取材できた、母親が自閉症児と健常児を道ずれにした無理心中事件の遺族の話。
「嫁を責める訳ではないが、全員つれていかなくても。(健常児は)残して欲しかった」
ゾゾゾゾ。

それって、裏をかえせば、嫁と自閉症の孫は不要って事では????
「なんで、私は嫁の苦しみを判ってあげれらなかったのだろう?」という自戒は?(まあ、放映されなかっただけかもしれませんが・・・・)
記者が男性だからか、やはりそういう微妙な感情はわからなかったのでしょうか?
あるいは、死んでも責められる女性の現実を報道したかったのでしょうか?
私にとっては、忘れられない冷たい言葉でした。
「障害者自立支援法」という名前の、障害者切捨て法案が通ってしまいました。。。。