「教室の悪魔」

今、「教室の悪魔」という本を読んでいます。
心理カウンセラーの方が、今の教育現場でのいじめの実態を書いています。
本当に怖い本です。

このようないじめなら、教師が気がつかないのは、しかたがないと思ってしまいました。また、いじめにあっていても、被害者が親や教師に相談できなかったというのも、とても理解できました。
そして、いじめる子も、いわゆる普通の子どもたち。

いじめた側を書類送検しても、問題は何も解決しないと思いますし、今、教育再生会議で論議されてる「出席停止」という処置では、何も問題は解決しないだろうことも、（教育現場にいない私でも）容易に想像できます。
これでは、正直に「いじめていた」といった児童・生徒が「ちくった」と次の標的になるのが目にみえていますし、さらに、本当の事を言ったら自分が出席停止されるかも？となれば、絶対に本当の事を言わなくなってしまうでしょう。

いかに人気取り？で机上の空論を論議しているか？
世間から拍手を受けたコイズミさんの「米百票」なんて、本当に単なる空理空論だったかと、むなしくなります。