週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

筑紫哲也氏が最後にすべきだったこと

2008-12-19 14:40:49 | 購読料返せ
筑紫哲也さんお別れの会、著名人ら多数が献花に(読売新聞) - goo ニュース

本日、読者会仲間のK氏(医師)から、
週刊金曜日に送った投書がボツになったとEメールが来ました。

で・・・折角の投書原稿が勿体無いので、
ここでUPすることを許可していただきました。
以下、K氏のボツ投稿原稿です。

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筑紫哲也氏が最後にすべきだったこと

 筑紫哲也氏が亡くなった。日本が危機的状況にある時に彼のような優れたジャーナリストを失ったことは国民的な損失である。ご冥福を祈りたい。
 さて、本誌11月21日号で本多勝一氏が鳥越俊太郎氏の言葉「73歳だから早いといえば早いけど、目いっぱいやることをやってきたと思うので、そんなに後悔することはないのかな」を引用し共感されているが、私は共感できない。死者に鞭打つようだが、筑紫氏には多いに後悔すべきことがあった。
 彼が若いうちに禁煙していれば、こんなにも早く肺癌で死ぬことはなかった。筑紫氏くらいの知性の持ち主ならば、数多くの疫学調査の結果からタバコの危険性を十分に認識できていたはずである。
 「王様と私」等の映画で知られるアメリカの俳優ユル・ブリンナーも、やはりヘビースモーカーであって肺癌で亡くなった。彼は生前にタバコの危険性を訴えるCMを作成し、死後それを放映することで禁煙運動に大きな貢献をした。
 筑紫氏が、最後のテレビ出演での「多事争論」のコーナーで日本のかかえる諸問題を論じたことに意味があったかもしれないが、それよりもむしろ、ユル・ブリンナーのように自らタバコの犠牲者として、防ぎ得た死者として、タバコの危険性を訴えるべきであったと思う。筑紫氏の知名度を持ってすれば、先進国中最悪の喫煙率を有する日本での禁煙運動を押し進める世論形成に大きな力になったであろうと思うと残念でならない。

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知り合いの投書がボツになったからと
「購読料かえせ」という訳ではありませんが
あとで検索が楽なので、カテゴリーとしては登録させていただきました。

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