永遠のさすらい人Return

管理人えーじの艦これ、グラブル、政治外交、日常等をつづるブログ。

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駆逐艦の改二がくるらしい

2015年03月30日 | 艦これSS
いまだにスパロボZ時獄篇をクリアしていない俺。
後半だから1話クリアするのに時間が掛かりすぎる(;´Д`)
この調子だと天獄編発売には間に合わないだろうなあ。

【艦これ】
特型駆逐艦の改二がくるらしいですが、俺の予想では初期艦の叢雲か電あたり。
予想の斜め上をいくならIf改装の響改二、賠償艦として行かずに残ったらこうなった的な?
生存艦だし練習艦のデカブリストよりは可能性微レ存。
でんちゃんの改二だったら育てる必要がないから楽なんだよなー。

※妄想航海(プレイ)日誌
アニメ版の吹雪は努力型の主人公だから視聴できたんだと思う。
これが天才型の主人公だったらきっと見てない、個人的に共感がしにくいし。
天才型が悩んでも「うぜえ」と思う事が多い俺はねじ曲がってるのかもしれない。
さておき、今日はヴェールヌイ視点です。

【戦いが終わったら……】
~鎮守府内・道場~
木曾「やるじゃないか。デスクワークにかまけてなまってると思ったぜ」
提督「なまらない程度に身体は動かしてるからな。今度は俺から行くぞ」
木曾「いいぜ、来い!」

竹刀で打ち合う司令官と木曾さん、この二人は週に一度くらいのペースで実戦形式の近接戦闘訓練を行っている。
深海棲艦との戦いは基本的に航空戦、砲雷撃戦だが、稀に接近し過ぎて近接戦闘を行う場合がある。
そして木曾さんは重雷装巡洋艦。高い火力を生むために弾を撃ちすぎる事もあって、他の艦より丸腰になりやすい。
その状態でも戦闘が継続できるようにと考え、近接戦闘の訓練を行っているらしい。
司令官は身体を動かしたい、木曾さんは近接戦闘の感覚を磨くという、お互いの都合が一致した結果が今の状況だ。

木曾「くっ……! 手数が多すぎてっ、さばき切れないっ……!」
提督「無理な反撃は考えるな、機会をうかがえ」

言いつつも攻撃をやめない司令官。
上段、中段、下段と巧みに攻撃場所を変えながら、じりじりと木曾さんを後退させる。
対する木曾さんは防戦一方、司令官の攻撃を防ぐので精一杯のようだ。

木曾「そんな事言っても、隙を見せないだろお前は!」
提督「いやあるぞ、ほんの僅かだが……ふっ!」

一瞬の隙をついて、司令官の鋭い突きが放たれる。
それが木曾さんの喉元で止まり、そのまま制止する二人……勝負あったみたいだ。

木曾「……その隙があっても、誘われてる気がして手が出せないんだよ」
提督「そう思わせるのも実力だ。戦の道は得てして騙し合いと言うからな」
木曾「ちっ、艤装さえあれば力負けする事はねぇのに……」

悔しそうに言っているが、その顔はどこか晴れやかだ。
私達艦娘は、艤装をつけなければ見た目も膂力もただの人と変わりがない。
木曾さんが艤装を外して訓練しているのは、司令官の攻撃が魚雷の信管に当たれば暴発する、
という安全面の問題もあるけど、本当の理由は艤装なしの時の地力をつけたいらしい。
もしかしたら、大破した時の事を想定しているのかもしれない。

木曾「さすが俺達の指揮官だな。改めて見直したぜ」
提督「それはよかった。見損なわれないように励まないとな」
木曾「ふっ……」
Bep「二人ともお疲れ、終わったみたいだね」
木曾「ああ。悪かったな、退屈させて」
Bep「いや、見ているだけでも勉強になったよ」
提督「ヴェル、俺は汗を落としていくから、先に戻っていてくれ」
Bep「わかった」
木曾「じゃあ、いくか」
提督「ああ」

動き回って疲れているだろうし、甘いお菓子でも用意しておこう。
そんな事を考えながら、私は道場を後にした。

~執務室~
Bep「ん……そういえば、何で木曾さんが誘っていたんだ?」

クッキーを焼き終わった時、ふとそんな考えが私の頭をよぎった。
それと同時に、言い知れぬ不安が私の中を駆け巡る。

Bep「確か入渠ドック(女性浴場)は今、使用禁止だったはず……まさかとは思うけど……」

気になった私は様子を見に行くことにした。

~男子浴場~
提督「ふぅ……背中を流すのがうまいな、木曾」
木曾「ここに来る前は球磨と多摩の背中を流してたからな、自信があるんだ」
提督「なるほど。あの二人は別の鎮守府へ配属だったな、寂しくないか?」
木曾「まあ少しはな。けど居たら居たで鬱陶しいって思うだけだ」
提督「ははは、酷い妹だなお前は」
木曾「言ってろ。……なあ、お前は深海棲艦との戦いが終わったらどうするんだ?」
提督「戦いが終わったらか……。まだ考えてないが、軍人はやめるつもりだ」
木曾「意外だな、てっきり退役するまで軍人でいるのかと思ったぜ」
提督「色々、思うところがあってな」
木曾「そうか。生き方は人それぞれだからな、いいんじゃないか」
提督「そういうお前はどうするんだ?」
木曾「気ままに旅でもしようかと思ってる。戦いが終わった後も、俺の力が必要な奴らがいるかもしれねぇからな」
提督「深海棲艦の残党狩りでもする気か」
木曾「誰か一人くらい戦える奴がいた方がいいだろ?」
提督「できれば、普通の人間として暮らしてほしいんだがな」
木曾「……それは無理だ。俺達は一部の奴から化け物扱いされてるんだぜ?」
提督「言いたい奴には言わせておけ」
木曾「なに?」
提督「お前たちは艤装をつけなければただの人間と同じだ、平和になじめないはずがない。
   だから、自分たちが平和を勝ち取ったんだと胸を張って生きてほしい」
木曾「お前……」
提督「まあ、俺の自分勝手な願いだ。押し付けるつもりはないさ」
木曾「…………。お湯、かけるぜ?」
提督「ああ、頼む」

ザバー(背中をお湯で流す

木曾(もし戦う必要がなくなったら、軍人をやめたお前と旅をするのも……悪くないな)(小声
提督「ん、何か言ったか?」
木曾「いや、なんでもない。ふふっ……俺らしくもない……」
提督「木s…………」(後ろを振り返って硬直
木曾「……?」
提督「なんで裸なんだお前はっ!?」

内容までは聞き取れなかったが、私が浴場に来たとき司令官の絶叫が聞こえた。
何かあったのかもしれないと、浴場の中へ駆け込んだ。

Bep「どうしたんだ司令官! 何があっ……」
提督「あ……」
木曾「よおヴェールヌイ、お前も風呂か?」
Bep「――――――」

一糸も纏わない木曾さんと司令官が、そこにいた。

提督「と、とにかく! バスタオルくらい巻け!」(目をそらしながら
木曾「いいじゃないか、俺とお前の仲だろ?」
提督「モラルの問題だ!」
Bep「…………」

バターン!(ヴェールヌイ卒倒

提督「ヴェル!? ヴェルーーーー!!」

私の名前を呼ぶ司令官の声が、気絶する前に聞いた最後の音だった。


~その後、執務室~
提督「そろそろ機嫌を直してくれないか?」
Bep「…………」(そっぽ向いてる
提督「た、確かに木曾と一緒に風呂へ入っていたが、あれは一緒でもいいと木曾が言ってだな……。
   か、彼女が裸だったのは、お前が来るほんの少し前に知ったばかりであって……」
Bep「…………裸、見たんだ」
提督「いっ! そ、それはその……」
Bep「見たんだ」
提督「……ふ、不可抗力でな。だが本人は気にしてなかったぞ!」
Bep「司令官は変態だな。さっきから言い訳がましいし」
提督「うぐっ……」
Bep「別にね、いいんだよ? 司令官はみんなの司令官だから、誰と仲良くしていても。
   ただ指揮官として、異性とお風呂に入るのはどうかなって思うんだ、私は」
提督「…………」
Bep「私がお菓子を用意して待っていたのも、私が勝手にしたことであって、司令官が気にすることじゃないさ。
   私が焼いたクッキーが冷めてしまっても別に気にしない、せっかく間宮さんから教わったのに」

言ってる事がだんだん支離滅裂で理不尽になってきてるけど、それでも感情がとめられなかった。

Bep「だ、大体司令官はデリカシーがなさすぎるんだ。背中くらい、私に言ってくれれば流してあげたのにっ……!」
提督「わ、わかった、今度からそうする。だから許してくれないか」
Bep「え……?」
提督「俺の背中を流してくれるんだろう、機会があったら頼むと言ってるんだ」

しれいかんと、おふろ……?
同衾だってまだしてないのに、一緒にお風呂……?

Bep「し、司令官のえっち!!」
提督「お前がそうしたいと言ったんだろう!?」

この日は仕事にならなかった。



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