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NO MANGA NO LIFE!!

キッズ・オールライト [ネタバレ]

2011-05-08 22:45:33 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。


キッズ・オールライトを観てきた。

同性愛をベースとしたちょっと変わった家族の話。
いちおうハッピーエンド。
ハッピーエンドというか、何もなかった頃に戻っただけというか。


レズビアンのカップルが精子バンクから同じ精子を提供してもらい、
それぞれが女の子と男の子を出産。
成長したこどもたちはふたりのママにも理解を示し、特に不満もな
く4人家族として、とても仲良く生活している。

こどもたちは、興味本位から自分の父親である精子提供者のファ
イルをコッソリ盗み見てしまい、ママたちに内緒で会いに行ったこ
とからそれぞれの想いがすれ違いはじめてしまう。


遺伝上の父親である精子提供者はそれまで提供したことも忘れ
てたし、自分の精子でこどもが居たことも知らなかったわけだけ
ども、ふたりの子どもに出会った途端、とまどいつつも妙に父親と
して関わりを持ちたがってしまう。
そうするとレズビアンのママたちは、自分たちが築き上げてきた
家族関係が壊れそうだし、子どもたちを取られてしまいそうでな
んだか面白くない。

なんとか距離を置こうとするんだけど厳格すぎて仕事優先な一
方のママとジュリアン・ムーア演じるママ(ジュールス)はなんだ
か時間と気持ちがすれ違い気味。そんなとき、ジュールスにや
さしく手を差し伸べてくれる精子提供者とどんどん親密になって
いって家族はいったんバラバラになってしまう。

ここからは家族の絆を修復するための話。


精子提供者は本気でこの家族の一員になれると思ってたけど、
最後にもう一方のママが言った「あなたは侵入者。家族が欲しい
なら自分で一から作りなさい。」というセリフがすべてか。

子どもたちも、いままで育ててくれた2人のママをどれだけ愛して
いたかをもう1度見つめなおし、最後はもとの鞘におさまる。


最初、父親役の俳優の演技が妙にナヨナヨして見えたので、こっ
ちはこっちでゲイなのかと思って観てた。(笑)

こんな家庭が実際にあるかどうかは判らないけど、レズビアン
カップルの2人のママと高校生の女の子と男の子の4人家族。
映画を観るまで想像もしたことなかったけど、こういう家庭が
あっても別にいいよね。
いろいろ苦労もあるだろうけどわるくない。


ちょっと息子の友達の部分が余分かなぁと思った。
バッサリ切っちゃってもあんま気にならない。
作品上関わらせるなら、ホントにゲイだったほうがまだ良かっ
たかも。


見どころはジュリアン・ムーアかな。
けっこういい歳なんだけど、相手役の女性とそこまでやっちゃ
うの?ってシーンや、精子提供者の男性と浮気するシーンで
かなり奔放に楽しんでる演技はいろいろとインパクトある。(笑)
あ、女の子役はアリスインワンダーランドの主演の娘だった。
相変わらず色白だねー。そして可愛い。



ブルーバレンタイン [ネタバレ]

2011-05-08 22:42:20 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。


ブルーバレンタインを観てきた。

洋画かどうかだけチェックしてどんな内容かはまったく知らずに鑑賞。

結論から言う。バッドエンドのはなし。
自分の身に置き換えてみたりするととても心が痛む作品かも。
(要は身に覚えがあるかどうかなんだけど)

この作品、カップルで観に行くと女性側の視点と男性側の視点で
キッパリ分かれそう。
作品にたいする感じ方は(なんか判るよね…)で共通しそうだけど。

冒頭、幼い女の子とお父さんがすごく仲良さそうにやりとりしている。
おなかがすいたので、まだベッドで寝ている母親をふたりでじゃれ
あいながら起こそうとするけど母親はけっこう本気で嫌がっている
ように見える。
この時点ですでに(あれ?家族関係うまくいってないのかな?
幼児虐待の話?)と勝手に予想。

なんかこの母親、映画はじまった時点からすでにだんなさんや
娘に対して愛情をもって接してるように見えないんだよねぇ。
逆にお父さんと娘の関係は(こんな幼いのにこれ演技なの?)と
思わせるくらい仲むつまじくて微笑ましくなる。

この微笑ましいキモチがストーリー中盤以降、徐々に切ない
キモチに変わってしまう。

すでに書いたとおり、奥さんとだんなさんは夫婦関係がすでに
ギクシャクしはじめている。
どちらかというとだんなさんは一途なんだけど、奥さんのほうが
ほぼ冷めてる状態。

だんなさんはどうにかして現状を回復しようと奥さんとラブホテ
ルへ行こうと提案。
途中で奥さんが持ち込み用の酒をスーパーで買ってるところに
元彼とバッタリ。
特に二人の関係が不倫に発展するとかはないんだけど、この
ことを奥さんがだんなさんに報告したことで不毛なやりとりが始
まってしまう。

観てるとき、ここでは元彼とはハッキリ表現されてない。
そしてだんなさんがそこまで噛み付くことも無いじゃないと思っ
たりもするけど終盤でこのへんもハッキリする。

この元彼、奥さんが学生だったときの相手で、だんなさんの
登場によって自分が振られたもんだから、腹いせに仲間と
ともにだんなさんを襲撃してたのだった。
そして、娘はじつはこの元彼とのあいだにできた子ども。
だんなさんはそれをすべて受け入れて結婚していた。

2人のなれ初めやラブラブの時期の映像と、現在のもうどうにも
修復しようの無い、まったく噛み合わないやりとりが交互に映し
だされる。

けっきょく奥さんのほうがどうやっても絶対に情がもどらない状
態なので離婚をつきつけてだんなさんはしょぼくれて去っていく
というエンディング。
そのだんなさんに追いすがる娘が健気というかなんというか。
機転を利かせてかけっこの競争するとみせかけて去るだんな
さんの背中がつらすぎる…。
娘としては母親についていくよりも父親についていったほうが
幸せだったんじゃ?とも感じる。

だんなさんは元々楽器もできて音楽の才能もそれなりに感じた。
奥さんとしてはその頃の輝いてるだんなさんが好きだったんだ
けど、自分との結婚や娘とのことでだんなさんの未来を奪った
ような自責の念がある。
そして現状に甘んじてるだんなさんがどうにも見てられない
ってとこから冷めていく。

奥さんのようにもう嫌悪感が先にたっちゃったらどうしようもない
ってのも判るし、だんなさんのなんとか修復したいってキモチも
判る。
人生や男女関係なんてそんなもんだよねという感じで、なんとも
リアルで痛い作品でした。

見どころは最後まで父親によくなついてた女の子かなぁ。
血の繋がらない父親と娘の関係のほうが、より良好だった
だけにすごく切ない。

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