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再生可能エネルギーの普及活動

自然を愛する中年おじさんの戦い

目指せ植物発電! 微生物燃料電池のキットMudWattを購入しました!

2019-12-17 19:11:18 | 日記
先日勤務先で届いたメールをチェックしていると、長野県にある株式会社 ビーシーシーネットワークという会社から「自然界から電気エネルギーを取り出す技術のビジネスパートナーを求む 」というメールが届いていました。

大変面白そうな技術のため、メールを読んでみると、

電極を土壌に埋め込むだけで電気エネルギーを取り出すことができる、新たな植物発電の技術を開発し、実用化に向けての開発パートナーを探しております。
電気の取得は極めて簡単に実現でき、水田、池、川、海の他、畑、休耕田、原野、山林等、広く自然界から電気エネルギーを取り出せることが大きな特徴です。 
・・・
大規模に設置すれば、かなの電力が期待できます。20m四方の土地があれば、一般家庭1年分の電力が賄えるという試算もあり ・・・

とのこと。

ということは我が家の休耕田に設置すれば、電気代がタダになるだけでなく、売電すれば小遣い稼ぎもできるのでは?と思い、インターネットで調べてみました。

発電の仕組みについては、“ 【最先端技術】田畑で発電!?植物発電 Plant-eの仕組み"というサイトに詳しく書いていました。https://www.parashifter.com/archives/plant-e.html 

この技術は、光合成により生成され、根から放出された糖をバクテリアが分解する過程で生じる電化を得る技術で、放出される糖の最大70%が利用可能とのこと。

ますます興味が湧き、更に調べていくと、自作して実験を行った人のサイトもあり、我が家の休耕田で発電装置を自作して実験してみようかとも思ったのですが、今一つ構造等が良くわかりません。

そこで、ほぼ同じ原理で泥を使って電気を作る教育用の微生物燃料電池キット「Mud Watt」というものを購入して、まずは実験してみることにしました(Amazonで5,800円でした)。

送られてきたキットは箱も説明書も英語でしたが、インターネットで日本語の説明書がダウンロードできたため、この説明書に従って作業を行いました。

まずは、土の採取です。
事務所の駐車場の側溝に溜まった土を採取して使うことにしました。

採取した土


説明書によると泥の状態にしないと電気が発生しないとのこと。
そこで、採取した土から草やゴミを手で取り除いた後、スコップで土をかき混ぜながら少しずつ水道水を加え、どろどろの状態にしました。

泥の状態


次は電極の作成です。
キットには+極とー極用にカーボンフェルトと電子ワイヤーが2対入っていました。

ー極用のパーツ


説明書に従い、電子ワイヤーの被覆をはいだ部分の根元を90°曲げ、カーボンフェルトの側面から「ぶすっ」と差し込みました。

作った電極の様子


次にキットに入っている容器に1cm程度泥を詰め、その上からー極の電極を設置しました。

設置したー電極

続いてー電極の上に更に泥を約5cm詰めて、その上から+電極を設置しました。
泥を詰めすぎて+電極が容器の縁からはみ出しそうですが、このまま続行することに。。。

設置した+電極


その次は、説明所に従って、キットに入っている蓋を容器にかぶせ、穴から電極のワイヤーを通して下準備は完了です。

下準備終了後の状況


最後にコードとコンデンサーおよびLED電球を端子台取り付けて作業完了です。

作業完了したキット


微生物が無事増えて電気が発生するまでは数日かかるようです。
電気が発生すると発生した電気は一旦コンデンサーに蓄えられた後、一気に放電してLED電球が光る工程を繰り返しLED電球が点滅する仕組みです。

泥に電極を差し込んだだけで本当に電気が発生するのか疑問なところがありますが、まずは2-3日様子を見たいと思います。




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