時代小説「つばくろ越え」 2020-11-22 22:31:04 | 読まずに死ねるか!(内藤陳) 江戸と諸国を独りで結ぶ、通し飛脚。並外れた脚力に加え、預かった金品を守るため、肝がすわり機転がきき、腕も立つ男でなければ務まらぬ。 蓬莱屋勝五郎の命を受け、影の飛脚たちは今日も道なき道を走る。ある者は寄る辺ない孤児を拾い、ある者は男女の永遠の別れに立会う。痛快な活劇と胸を打つ人間ドラマを共に備えた四篇を収録。 著者の新世紀を告げる時代小説シリーズ、ここに開幕。 読了。