牛島利明研究会入ゼミInformationブログ アーカイブズ 2013-2014

慶應義塾大学商学部牛島利明研究会旧入ゼミInformationブログに掲載した記事のアーカイブです。

12期生からのメッセージ 大矢編 「ゼミという場所」

2014年03月03日 | ゼミ員からのメッセージ(2014年度入ゼミ)
こんにちは。
四年振り返りブログということで、今日は四年のりょうが担当します。

今日のブログでは、僕がゼミ活動を通じて感じた、ゼミという組織の優れた点について書きます。

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さて大学二年生の皆さんは、ほとんどの方がサークル活動や学生団体のような人が多く集まる組織に所属しているかと思います。例えば、テニスサークルだったらテニスをやりたいと思う人、バスケットボールサークルならバスケットボールをやりたいと思う人、音楽サークルなら音楽をやりたい人。
このようにサークルは、何か特定した共通の趣味を持つ人の集合になっています。

さらに一つのサークルの中で細かく見てみると、気の合う特定の人達と一緒にいる時間が長かったりプライベートで遊びにいったり、とサークルの中で更にグループ化して組織は細分化されていくと思います。

では、皆さんの経験を思い返してみて、そういった小グループの構成人員ってどうやって決定していますか?
おそらく、“波長が合う”とか“話し易い”とか“どこか似ている”とか、自分の感覚的な好みで決定していくと思います。

しかし、ゼミという組織ではそういう訳にはいきません。
様々なバックグラウンドを持つ二年生の中から、いろんなタイプの人が選ばれて、その中で半ば強制的にグループを組んで活動をしていくわけです。
今まで触れてきた価値観が全く違う人や、全く異なる考え方をする人と、長い時間を一緒に過ごす可能性があるということです。
しかも牛島ゼミでは活動は基本的にグループワークなので、そのメンバーで長時間ディスカッションをすることになります。
そういう経験は結構つらい部分があるかと思います。

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けれども、僕はそういう時間がゼミでは非常に大切だと思います。
表面的に接して合わないと感じる人間と長い時間付き合うことで、その人の深い部分が見えて、自分の価値観に変化が生じたり考え方に幅が出たりするのではないでしょうか。
そういう人付き合いは、サークルではあまりないと思いませんか?
ゼミは、普段交友関係を持つことがなさそうな人と深い交流の場を与え、新しい価値観に触れる事ができる良い環境だと二年間を通じて感じました。

こうやって書くと、非常にぎすぎすした雰囲気でやっているのではないかと誤解を与えるかもしれませんが(笑)、実際にみんな仲良くやっています。安心してください。