皆さんこんにちは!
いよいよエントリーシートが公開されましたね。
さて今回で最後となるGyu week partⅡ(活動振り返り編)
ラストは12期かいぴーが担当します!
今回のブログは、あーさん、なおき、なみが振り返りをしてくれた各プロジェクトを総称した「ソーシャルプロジェクト」についてです。
*
Learn from yesterday,
Live for today,
Hope for tomorrow
様々な活動をしている牛島ゼミですが、専門は産業史・経営史のゼミです。
しかし、牛島先生も仰っていることですが、ゼミとして歴史オタクを歓迎しているわけではありません。
歴史に詳しい、それはそれでとてもいいことだと思います。
ただその歴史は現代に活かして初めて価値がうまれるのです。
それでは、現代に活かすってどういうことだと思いますか?
簡単に言えば現代だけ見ていたら、それはものごとの表面しか見ていないことになります。
例えば、スイカの表面だけを見ているだけでは、中身が赤いことはわかりません。よね?
どのような形成過程を辿って今があるのか、その中身に目を向けることで、物事の本質が見えてくるのです。
つまり、牛島ゼミでは過去を学ぶことが目的ではなく、今を知る手段として過去を用います。
そのような意味合いを持った、産業史・経営史のゼミなんですね。
*
さて、ここで重要となってくるのが、歴史を現代に活かすことの大前提にある、問題意識です。
ある目的の手段として過去を見る。
その為には、まず目的がなければ何も始まりません。
The important thing is not to stop questioning...
第3回全体説明会でお配りしたチラシに書いた私たちからのメッセージです。
目的をもつには問題意識が必要となってくるのです。
ありふれた日常に、ハテナのアンテナを張って過ごしてみると、新しいことに気づいたりします。
これがものすごく重要なことで、私たちの出発点は疑問をもつことから始まるのです。
ソーシャルプロジェクトは、まさに疑問を探し出さないと先に進みません。
社会にハテナを向けて、疑問が生まれて初めて前に進みます。
そうして生まれた社会に対する問題を解決するにはどうしたらいいのか。
考えて、試行錯誤して、最善を尽くす。
その繰り返しがソーシャルプロジェクトです。
問題発見~行動・解決までを目指しているのがソーシャルプロジェクトなのです。
どのプロジェクトにも共通しているのは、社会に対する問題意識が不可欠だということです。
そして、各プロジェクトには協力してくださる社会人の方がいることも、ソーシャルプロジェクトの大きな特徴の一つです。
実際に社会で働く方々と協働することになりますので、自由な学生視点を活かしながらも、学生レベルにとどまらない活動の質が求められますし、スピードや成果も要求されます。
私たち学生がいつまでも「学生」を抜け出せず、「学生にしては」という前提でしか評価されない理由は、社会を知らないから。
オープンゼミで先生が話されていたように、ソーシャルプロジェクトは、ふだん学生だけの世界に埋没しがちな「自分の世界を拡張する=いつもの自分とは違った視点を獲得する」ための貴重な場です。
Entertainment City For All プロジェクトは、創造性豊かで誰もが魅力を感じる都市の条件として、多様性を受け入れる社会に注目します。
高齢者、子育て世代、外国人、障害者、LGBTなど、普段の学生生活ではかかわるチャンスの少ない人々のライフスタイルや価値観、ニーズを知り、まちづくりに活かすことを目指すプロジェクトだと言えるでしょう。
利賀プロジェクトは、限界集落という、東京での学生生活からは想像することのできない地域との交流を通じ、地方と都市を結ぶ方法を人と産業の両面から考えるプロジェクトです。
新しい観光モデルや農業を始めとする伝統産業の再生について考えることはもちろん、都市型限界集落を扱った三田祭論文のように、利賀村での経験は都市を観察するための視野も広げてくれます。
Happy Cosme プロジェクトは、企業と連携した商品開発を行うことで、消費者の視点から開発・生産者の視点へと転換することが要求されます。商品開発のターゲットは、自分でも、自分の友達でもありません。自分の好みや価値観だけで商品やサービスを選んでいた自分の視点を越えて、異なる価値観やライフスタイルを持つ人々のニーズをどう捉えるかが問われるプロジェクトです。
また、「社会的課題の解決に資する」要素を盛り込むことが求められていますので、必然的に開発・製造・販売の各プロセスや商品のターゲットとなる人々と社会全体とのつながりを意識することになります。
プロジェクトの対象や活動内容は異なりますが、たとえば商品やサービスの新しいバリューチェーンを創造するという点で、それぞれの活動で得られた知識や経験は、他のプロジェクトにも活かすことができると思います。
また、近い将来、各プロジェクトが相互に協力・連携して活動することもあるかもしれません。
それまでバラバラだった地域・企業・学生、そしてさまざまな社会的活動が牛島ゼミの活動をプラットフォームとしてつながっていく。これからは、そんな活動が目指せればと思っています。
2年生で牛島ゼミを志望している方は、何か興味のあるプロジェクトはありますか?
プロジェクトを考える前に、まずは今日の社会に目を向けて見てください。
そこにはどんなハテナがうまれますか?どんな問題意識をもっていますか?
すぐに答えを出すのは難しいかもしれないですが、一度深く考えてみてください。
そして、浮かんだ疑問はどんな些細なことでもいいと思います。
そこにはあらゆる可能性がきっと秘められているはずです。
*
長くなってしまいましたが、全7回に渡ってお送りしたGyu week part Ⅱ(振り返り編)を読んでいただき、ありがとうございました!
牛島ゼミのことをより分かって頂けたら嬉しく思います!
partⅢもあるので乞うご期待ください!
( ´・ω・`)ノ~バイバイ