玉陽庵 算命学ブログ

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人生という修行に近道はありません

2014年11月02日 | 算命学 あれこれ
「何代にも渡って夫運に恵まれないから
親子で遠方まで出向いてご祈祷をしてもらった」

このようなお話を聞いたことがあります。

私はご祈祷の効き目について論評することはできませんし
噂を聞きつけてその力に縋りたいお気持ちも
正直、痛いほど良く分かります。

ただ、もしもその方たちが苦労している原因が
たとえば「色情因縁」にあった場合。

算命学で出される答えは、一つ。
「巡り合って結婚した配偶者と、一生涯添い遂げる事。」

シンプルな方法ですが、この方法でしかその因縁は浄化できず、
因縁浄化に失敗すれば、その因縁は子孫へと受け継がれていってしまいます。

夫婦や恋人との関係がこじれて、心中沙汰でも引き起こせば
その因縁はさらにこじれて子孫へと受け継がれるでしょう。

このように、算命学では、課された人生の課題を簡単に片づける方法は
一切示されていません。
逃げれば、未来の自分、あるいは可愛い子孫、あるいはさらに来世の自分が
苦労するのみ。

だからこそ、人生は修行の場だと言われるのです。

ただ、果敢に立ち向かい、因縁浄化に成功すれば
可愛い子孫はもちろん、来世の自分も同じ課題に苦しめられずに済むのです。

このような「人生の課題」を、お金を積んで、何らかのアイテムを手に入れることで
簡単にクリアできるなら、誰も苦労などしません。

もしも「算命学」での占いと称する鑑定士に、何らかの物品をその人から買うように
勧められたら、ぜひ断ってください。

確かに、相性の良い色やその人の身体を癒す食材や趣味などはお教えする場合はあります。
人によっては、神社仏閣などの「神域」に触れることをお勧めする場合もあります。
(神域は「水性」に属し、「火性」の強すぎる人がバランスを保つのには良いのです)

ただ、特定の宗教を勧めたり、ある物品を示して、「これを買えば悩みが解決する」などと
言うことは、決してありません。

算命学の根底にあるのは、古代東洋の思想であり、哲学です。
宗教ではありません。

悩める人を救うのは、他人ではありません。
その人自身が心の持ちようを変え、行動を変えるしか救われる方法はありません。
算命学は、その方法を示す道標。

道標は、道を示しはしますが、その人を目的地まで運ぶ事はできません。
目的地まで、一歩一歩、歩いてくのはご本人でなくてはならないのです。
ましてや、その道程を歩むことなく目的地まで辿り着ける近道など、示せる訳がありません。
そんな近道はどこにも存在しないのですから。


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