玉陽庵 算命学ブログ

★ホームページ★
スマホ版 https://gyokuyouan.com/sp/index.html

絶中に生あり

2015年03月26日 | 算命学 あれこれ
算命学では、六十干支それぞれに意味があります。
また、その干支の組み合わせから出てくる「十二大従星」も必ず加味して考えます。

六十干支にはそれぞれ名前がついていて、大半は、それぞれを自然の風景などに置き換えたものです。
しかし、中にはちょっと変わった名前のついているものもあり、「甲申」と「庚寅」はその代表。
これらはそれぞれ、「絶中に生を得る」「絶中に生あり」と呼ばれるのです。

共通点として、どちらも「天馳星」が出てくる組み合わせ。
「天馳星」は十二大従星の中でもっとも点数の低い星のため、基本的に「現実力量なし」とされます。
しかし、瞬間的に放出されるパワー、つまり、火事場の馬鹿力的に出すパワーは天将星のエネルギーにも等しいのです。

この為、「天馳星」は単に身弱の星というだけでなく、一種の「超能力」あり、と考えられています。

さらに、「甲申」「庚寅」は、それぞれの地支に含まれる二十八元のエネルギーが綺麗に流れて、天干に流れる形。
ここから、どんなに追い込まれても最後に助けが来る、最後に活路を見出す、とされているのです。
これが、「絶中に生」という名前の由来。

さて、説明はこの辺りにしておいて、実際の例を見てみましょう。

現在テレビで活躍中の千原ジュニアさん。
彼が2001年にバイクで大きな事故に遭ったのは有名な話ですね。
事故では顔面が石柱に激突したと言いますから、普通に考えて、頭を打って命を失うケースだと思います。
しかし、頬や前頭骨など複数の場所を骨折し、脳にも腫れがありながら、ジュニアさんは生還しました。

それでは、彼の星を見てみましょう。
こちらが陰占。

  庚 丁 甲
戌 午 卯 寅
亥 

一見、「甲申」も「庚寅」も見当たりません。

それでは、陽占を見てみます。


    禄存星 天馳星

牽牛星 司禄星 禄存星

天恍星 牽牛星 天報星


初年期の場所に「天馳星」がありますね。

この「天馳星」がどこから出てきたかを見ると、日干の「庚」と、年支の「寅」。
ここで、「絶中に生あり」である「庚寅」が出てくるのです。


このような組み合わせの星をお持ちの方は、どんなピンチや絶望的な状況に陥っても、決して諦めてはいけません。
というのも、必ず最後の最後に救いがやって来るから。

ジュニアさんの場合も、絶体絶命の事故の瞬間に脳へのダメージを軽減するような“何か”が起きていたはずです。

失われかけた命すら救う力ですから、少々の危機は、必ず乗り越えられます。
どれほど状況が厳しくても、最後の最後まで諦めず、全力を尽くようにしてくださいね。




【玉陽庵ホームページはこちら】
http://www001.upp.so-net.ne.jp/gyokuyou-an/

【ご質問、お問い合わせはこちら】
gyokuyouan@gmail.com
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風水論 | トップ | 三合会局 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほっとしました… (A.クローバー)
2015-03-27 01:17:35
とても…とても…タイムリーな話題です。
今日、人事異動の内示を受け、希望していない部署に配置がえとなりました。
どう考えても、苦難な道でいっそのこと辞めてしまおうか…?なんて、考えて眠れなく…ブログを拝見しました。
ありがたいお話で『うん。諦めない!』と思えて来て、やれる所までやってみようという気持ちがわいてきました。ありがとうございました。
返信する
Re:ほっとしました… (金子泰子)
2015-03-27 15:32:53
A.クローバー様
コメント、ありがとうございます(*^人^*)
こちらの記事が少しでもA.クローバー様のお役に立てたとしたら、本当に嬉しいです。
人生は、蓋を開けてみないと分からない事ばかり。
きっと、この度の人事異動にも何か意味があると思いますので、ぜひ、前向きにぶつかってみて下さいね(^^)
返信する

算命学 あれこれ」カテゴリの最新記事