映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』、鑑賞。
評判が良いみたいなので、わざわざ観に行ったのだが、正直、期待外れ。
スポーツドキュメンタリーとしても、中の下、か、下の上くらいでは?
ナレーションの窪田等さんに敬意を表する訳ではないが、「情熱大陸」のスポーツ選手回にも負けているような気が・・・。
なお、この手の密着型スポーツドキュメンタリー映像作品としては、2002年のサッカーW杯日本代表を追った「六月の勝利の歌を忘れない」という、孤高の名作が存在するのだけど、今作は比較する気にもならない出来。
「六月の勝利の歌を忘れない」は、権利の関係もあってか、試合映像を全く使えないという制約の下で制作されていた。
しかし、その制約を逆手に取って、試合シーンはある特殊効果で処理して絶妙のアクセントとしつつ、日本代表選手たちの裏側を、一人一人の心情や日常を、丁寧に紡ぐことに成功していた。
一方の本作は、試合映像をふんだんに使っているにも関わらず、選択されている画がどれもイマイチな感じで、その時の球場の空気感を共有する役割さえ果たせていなかったのは、どうなのかな、と。
(例えば、投げる ⇒ 打つを、やたらと中途半端なアップで映す場面が多かったんだけど、投げる動作も、打つ動作も、球筋も、選手の表情も、何もかもが見辛いだけで、どうしてこんな風にしたの?と感じる場面が多数・・・。野球はサッカーと違い、ある種、個人競技の側面もあるのだから、日常のプロ野球中継と同じアングル、同じ演出を使えば良かっただけなのに)
その他、明らかに微妙にピントが外れている画が散見されることも気になった。(TVなら問題ないけど、映画だと、ね)
試合のシーンは1/3くらいに留めて、ベンチ等をウロウロしている大谷以外の選手の表情や、ベンチ裏&ブルペンの風景、球場を離れた際のオフタイムの監督・選手の表情、球場まで来ていたファンの声などを、もっと織り込んだら、より味わい深くなっていたんじゃなかろうか。
感動的なシーンも、無いわけじゃない(佐々木朗希投手の降板後の姿とか)だけに、本当に惜しいなぁ、というのが結論。
評判が良いみたいなので、わざわざ観に行ったのだが、正直、期待外れ。
スポーツドキュメンタリーとしても、中の下、か、下の上くらいでは?
ナレーションの窪田等さんに敬意を表する訳ではないが、「情熱大陸」のスポーツ選手回にも負けているような気が・・・。
なお、この手の密着型スポーツドキュメンタリー映像作品としては、2002年のサッカーW杯日本代表を追った「六月の勝利の歌を忘れない」という、孤高の名作が存在するのだけど、今作は比較する気にもならない出来。
「六月の勝利の歌を忘れない」は、権利の関係もあってか、試合映像を全く使えないという制約の下で制作されていた。
しかし、その制約を逆手に取って、試合シーンはある特殊効果で処理して絶妙のアクセントとしつつ、日本代表選手たちの裏側を、一人一人の心情や日常を、丁寧に紡ぐことに成功していた。
一方の本作は、試合映像をふんだんに使っているにも関わらず、選択されている画がどれもイマイチな感じで、その時の球場の空気感を共有する役割さえ果たせていなかったのは、どうなのかな、と。
(例えば、投げる ⇒ 打つを、やたらと中途半端なアップで映す場面が多かったんだけど、投げる動作も、打つ動作も、球筋も、選手の表情も、何もかもが見辛いだけで、どうしてこんな風にしたの?と感じる場面が多数・・・。野球はサッカーと違い、ある種、個人競技の側面もあるのだから、日常のプロ野球中継と同じアングル、同じ演出を使えば良かっただけなのに)
その他、明らかに微妙にピントが外れている画が散見されることも気になった。(TVなら問題ないけど、映画だと、ね)
試合のシーンは1/3くらいに留めて、ベンチ等をウロウロしている大谷以外の選手の表情や、ベンチ裏&ブルペンの風景、球場を離れた際のオフタイムの監督・選手の表情、球場まで来ていたファンの声などを、もっと織り込んだら、より味わい深くなっていたんじゃなかろうか。
感動的なシーンも、無いわけじゃない(佐々木朗希投手の降板後の姿とか)だけに、本当に惜しいなぁ、というのが結論。