2013/02/01-03
嗅覚と匂い・香りの産業利用最前線/古賀良彦/38,640円/エヌ・ティー・エス
嗅覚、匂い、香りを利用した、高付加価値商品開発の必須情報を集約。商品開発と
香料の選択法および生活の質の改善について記すとともに、分子メカニズムに関する
先端的研究、心身両面の匂いの影響の評価法も収録する。
ソーシャル時代のブランドコミュニティ戦略
つながる、発信する、共に創るためのプラットフォーム構築法/小西 圭介/1,890円/ダイヤモンド社
ソーシャルメディア革命を詳しく掘り下げ、生活者主導のメディアが台頭する時代に、
企業が新たな手段で顧客との関係を構築し、価値を創造する取り組みを進めていく
ブランドコミュニティ戦略について解説する。
佛教藝術 東洋美術と考古学の研究誌 326号(2013年1月号)
立体『維摩詰経』としての龍門石窟賓陽中洞ほか/佛教藝術學會/3,360円/毎日新聞社
「立体『維摩詰経』としての龍門石窟賓陽中洞」「法隆寺金堂木製天蓋(西の間・
中の間・東の間)の年輪年代調査」ほかの論考を収録。
2013/01/31
ドナルド・キーン著作集 第6巻 能・文楽・歌舞伎/ドナルド・キーン/3,150円/新潮社
誰よりも日本文学を深く究めた著者の70年に及ぶ執筆活動のエッセンスを集成。
第6巻は、能・文楽・歌舞伎といった日本の古典芸能について独自の視点から綴った
論考のほか、「私の日本文学逍遙 古典をめぐって」も収録。
http://www.shinchosha.co.jp/book/647106/
円朝全集 第2巻/三遊亭 円朝/8,820円/岩波書店
かな古筆名跡便覧 和様の美/福井 淳哉/1,890円/淡交社
平安時代から室町時代までの間に書写された主要な「かな古筆」300種以上を
取り上げて解説する。ほか、和様の書と仮名、古筆切についての論考、
原色図版17点、主要古筆手鑑一覧などを収録。
すぐわかるヨーロッパの装飾文様 美と象徴の世界を旅する/鶴岡 真弓/2,100円/東京美術
ヨーロッパ伝統の「文様」と「象徴」に彩られた装飾を4つの時代に区分し、
起源と歴史的展開の両面からヴィジュアルに読み解く。さらに神話、歴史、復興
という観点から光を当て、現在にどのように活用されているかも示す。
http://www.tokyo-bijutsu.co.jp/?act=book&op=detail&bid=257
エロスの庭 愛の園の文化史/ミヒャエル・ニーダーマイヤー/5,250円/三元社
人類にとっての根源的メタファーのひとつ、庭。豊饒崇拝や楽園イメージと結びつき、
性愛の舞台となってきた庭園の文化史を、先史時代から現代まで、文学や美術との
関連とともにひもとく。
2013/01/30
仏教は宇宙をどう見たか アビダルマ仏教の科学的世界観/佐々木 閑/1,890円/化学同人
仏教の思想を体系的にまとめた「アビダルマコーシャ」。その「仏教的世界観の
客観的叙述」を考察し、釈迦が考えたこの世界のあり方を読み解く。現代科学に
似ているようで全く異なる世界観を示し、仏教と科学の接点を考える書。
スマリヤン記号論理学/高橋昌一郎 (監訳)、川辺治之 (訳)/2,520円
2013/01/29
江戸の献立/福田 浩、松下 幸子、松井 今朝子/1,680円/新潮社
水戸黄門の宴会料理、作家・馬琴の昼餐など、史実に残る江戸の献立12組を
料理店「なべ家」主人が正確に再現。当時の食卓についての鼎談、エッセイなども
収録する。レシピ付き。『小説新潮』連載に書下ろしを加え書籍化。
近松浄瑠璃の史的研究 作者近松の軌跡/井上勝志/9,450円/和泉書院
近松の諸作の意義を浄瑠璃史の中で捉え、作者活動の軌跡を京坂興行界との関わり
のうちに定位。
強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く/大栗 博司/924円/幻冬舎
宇宙に働いている「強い力」と「弱い力」。その発見は、ヒッグス粒子の魔法に
よって覆い隠された、自然界の美しい法則を明らかにする営みでもあった。
やさしくロマンあふれる語り口で宇宙創成の謎に迫る、知的冒険の書。
山村における事業展開と共有林の機能/西野 寿章/7,035円/原書房
明治以降の日本の山村に存在してきた共有林について、地域開発に係わる事業展開
に際しての山村の共有林の利活用の歴史的分析や山村社会の社会経済的な外部イン
パクトへの対応の分析等から、その機能を時系列的に明らかにする。