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2013年3月18日 読響 マーラー 交響曲第6番 カンブルラン指揮

2013-03-19 00:01:13 | 音楽
このブログで音楽のことを書いたことはあんまりないのですが、今日3月18日は読響のマラ6を聞いてきましたので感想など書いて見ます。参加しているみなとみらい21交響楽団が4月27日にこの曲をみなとみらいホールで演奏するのですが、演奏会前の実演はこの演奏会ぐらいのようだったので勉強のためにも聴きにきたものです。
今日の演奏会は、常任指揮者のカンブルランの指揮によるもので、16日(土)芸劇、18日(月)19日(火)サントリーホールと3回の演奏会のうち2回目の演奏会でした。会場は月曜日にもかかわらずけっこうな入りです。

会場が静まるのを待って1楽章が始まりました。カンブルランは引き締まった速度で曲を進めます。できる限り楽譜の指示を忠実に演奏しようという意識が感じとれます。オーケストラもそれに応えようとかなりの熱演の予感です。全体にロマンティックにテンポを揺らしたりはあまりせず、たとえばアルマのテーマなどは、人によっては物足りないと思うかもしれません。でも私はこういう流れる演奏は嫌いではありません。

新マーラー全集に従って、2楽章は緩徐楽章 アンダンテです。冒頭の弦のアンサンブルですが、ゲストコンサートマスターのダニエル・ゲーテさんのヴィブラートたっぷりの演奏がちょっと他の弦楽器から浮いているように聞こえて、アレ?とおもいました。1楽章のソロでも少し感じましたが、そんなこともあり2楽章はもっと練れた音楽が出来たのではないかという気もいたしました。カンブルランさんの音楽の流れからはヴィブラート少なめの方がマッチするように思ったのですが。

変わって3楽章のスケルツォは心地よい速度で進んで行きます。中間部、子供達のよちよち歩きを表したと思われる木管などの掛け合いのところなど、表情が非常によく表されていて面白かったです。そして4楽章。1楽章同様心地よく流れて行きます。1楽章でも感じましたが、強奏のあいまにふと現れる弱い音・柔らかい表情がきちんと表現されていて効果的でした。注目のハンマーは2回。1回目はちょっと控えめかなと思いましたが、2回目はズシンと来ました。工事用の木槌を使っていたのですが、視覚的なインパクトは今ひとつかな。でも全体的にはなかなか素晴らしく、最後の強奏もドキンとするものでした。

自分のパートに限らず「うぁ、プロでもここは難しいんだなぁ」という箇所もいくつかありましたが、意欲的で素晴らしい演奏だったように思います。終演後「ブラヴォー」の声が飛んでいました。

さて、私たちみなとみらい21交響楽団の演奏会もあと1ヶ月あまり。難曲なので頑張らなくては、ですが、アマチュアらしく曲への思い入れがあふれる演奏にできれば良いと思っております。練習頑張ります。