幼い頃から、ずっー---と信じてたことがある。
それは、
大人になり、年を重ねるとイヤだったことや悔しかったことは、薄まってラクになる。。
そういう未来を信じ、大人の階段を上ったり、滑ったり、息切れしたり。
自分のコトは、自分が一番よく知ってる、、と。
が、
現実はまったく違って、こうやって文字に起こすまで自分ノコトを知らなかった。
ブログのような赤の他人が見て読むモノに、
自分ノコト、心の傷の瘡蓋を晒してみて、初めて自分が見えてきた。
それでも、どうしても書きたくないコトも多々あり、
自分にとって地雷になるものは、慎重に避けて書かなかった。
それは、わたしの薄暗い聖地だから。
そう確信している私に、バズーカ砲のような一冊の本が現れた。
本のタイトルが、超シュール。
しかも
短歌、、という私と無縁過ぎる世界。
ソコに綴られた文字は、淡々と切なく、
支えてくれるバックグランドがない孤高の寂しさがあった。
💎1話 上坂あゆ美「老人ホームで死ぬほどモテたい」💎
読めば、30分で読めてしまう本。
次々と読み進めると、訪れる闇に抵抗すら出来ない子供が思春期の女の子へ。
短歌は小説のように物語りを描き、薄暗い闇の中で大人への階段を探していた。
そこから時を経て、
忘れてしまいたい…そんな記憶の機微を
大人になった筆者が、
切れ味のいいメスで、自分の心から鮮やかに短歌というツールで抉り出した。
たった何行かの言葉に込められた理不尽な感情は、
上坂あゆ美の血肉にとなって、強烈なエネルギーを発していた。
わたしは、言葉の裏側に微妙に盛られた毒にやられていた。
この女、エバンゲリオンみたいだ、、すごい!
死んだらさ紫の世界にいくんだよ スナックはまゆうの看板みたいな
富士山が見えるのが北と言う教師 見える範囲に閉じ込められて
ぜんぶ燃えちまえと思ってプリエする もうすぐ夜がわたしを選ぶ
沼津という街でxの値を求めていた頃あっていればな
大体はタンパク質と水なのにどうして君が好きなんだろう
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