それまでずっと使われていた旧暦に代えて、新暦つまり太陽暦を施行し始めたからだ。しかし、この日本史の重大な転換点というものは余り重要だとは思われていないようだ。古くからの行事というのはやはり味わい深いものだと夜風に当たりながら浸った方もおられるかもしれない。しかし、この古くからの伝統行事。他のアジアの国々と日本では祝われる時期が全くずれていることをご存じの方はおられるだろうか。私たちの江戸時代の私たちの先祖が味わっていた七夕の日の風と、何も疑うこともなく私たちが七夕を祝っている夜の風というのは全く時期がずれてしまっているのだ。この意外な事実というのは今の日本に生きる私たちが常識としておかなければならない事ではないだろうか。