goo blog サービス終了のお知らせ 

青き修羅

桑島法子さんの朗読夜を中心に賢治朗読の紹介・感想や賢治関係雑文。アニメ作品とそこでの声優さんの演技について感想等も。

松村彦次郎・詩を語る(4)折口信夫「死者の書」を読む<其のニ>」030627銀座みゆき館劇場

2005-12-10 17:12:03 | Weblog
(賢治学会で「原体剣舞連」をやられた松村彦次郎さんの朗読。イーハトーブ館でビデオで見ましたが、「原体剣舞連」は桑島さんとは異なる感じで、大太鼓と共に)

 主人公の藤原南家郎女の、ひたすら蓮糸で曼陀羅を編んでゆく一途さに痛く感動し、涙が出てくる。何かすごい共感を感じる。また、彦次郎さんの淡々とした中に情熱を込めた読み方に心熱くさせられる。もう76才なのに、2時間の朗読公演を一日2回、2daysでやれるのはすごい。銀座みゆき館劇場は100席位で、舞台のまん中に置かれた畳の上に座って和服で渋い感じ。

○CD「無限色のクレヨン」発売記念ライブ 031002 スターパインズカフェ 吉祥寺

2005-12-10 17:03:15 | Weblog
(賢治を支持した谷川徹三さんの息子さんとお孫さんが出ていらっしゃるので)

朗読・歌:谷川俊太郎、ピアノ:谷川賢作、ちんどん通信社

会場は地下で2階建ての造り。上の階からいい感じに見降ろせるし、すごいオシャレな感じ。 前半は、俊太郎さん、賢作さん親子で。ほんとに俊太郎さんは71才とは思えない元気よさ。賢作さんと二人で冗談ばっかり。ほんと、素敵な親子だ。「みち」はどこまでも行き続ける、ゆっくりだったり猛スピードだったりしながら。いろんな生命や出来事を見つめながら。「たより」はシニカルな詩。「手紙」は悲しくせつない。「ネリー」は怪しげな雰囲気のピアノに乗った怪しい朗読。「無限色のクレヨン」は俊太郎さんの暖かさに満ちた詩と朗読。 後半は、ちんどん通信社が加わって、にぎやかに。「おならうた」はいろんなものを吹きながら笑いたっぷりに。「たいこ」は初めは太鼓だけでゆっくりなのが、次第に速くなってちんどん屋風ににぎやかに。「ひげ」はヒゲが伸びてゆくのをこっけいにもおどろおどろしくも。「サーカス」、「昨日のしみ」と、曲はにぎやかだが、何とも物悲しい。古きよき時代を思わせる雰囲気。坂本龍一作曲の「たかをくくろうか」。「ケセラセラ」のような雰囲気の心暖まる歌。ちんどん通信社のコーラスもあったかい。そして、俊太郎さん作詞の「鉄腕アトム」(1963)で、元気よくライブは終了。あ~、お腹一杯、満喫した~!