とんかちドリルズ

Lifestyle constructor
家とか、家具とか、趣味とか。楽しく過ごす為の時間を構築したい工務店。

思い通りの家の建て方

2010-03-19 06:28:16 | 当たり前の家造り
今の現場で色々とやり取りをしていく中で「施主の思い通りの形を建てる」と言う難しさを感じたので、これから個性的な家を建てたい方へちょろっとアドバイス。

「失敗した」と今の施主さんが言う訳ですが、もう建てた方にもそんな思いをされた方も居るでしょう。
何故か?と言えば、多分思いを的確に伝えられなかったからじゃないでしょうか。
漠然としたイメージやスタイルは分かっていてもそれがどう伝えたら形になるのか?
細かい収まりが分からず、建築会社のアドバイスされるがまま出来たらイメージと違う、そんな感じじゃないでしょうか。

施主は「違う設計士に頼めば…」なんて後悔していますが、設計士が違っても理解してもらえなければ同じようになっちゃうんですね。

設計士も得意なスタイル、パターンがあるので、「いつもと違う事」ってなかなか書けないんですよ。歴史が長ければ長い程。
例えば、オレはベーシックなのが書けません。
ザ工務店!みたいなのは無理なんです。
どこかに「遊び」を入れようとしちゃうんですね。
どこかふざけちゃう(笑)
なので、自分の望むスタイルと設計士の得意なスタイルが合わないと「思い通り」にはならないんですね~。

建築家はプレゼンしたり、雑誌に載せたり、テレビで紹介されたりと自分のスタイルを見せて、それに共感した施主の方が建築家に依頼するのですが、一般的な設計士は工務店やハウスメーカーに引っ付いているので、紹介されるがままで、その設計士や工務店のスタイルになりやすいんですよね。
そこで「建築家のような家」を望んでも形になりづらい。設計士は建築家じゃないからね。

ちなみに建築家に頼む場合、総建築費の8~13%の設計管理費用がかかります。建築家の書く家は安くても2000万位なので200万~といった感じでしょうか。

金額は安く、でも個性的な…が難しいのはこんな理由もあるわけ。

そして建築家は外観、内観、照明、外構含めトータル的にバランスを見て書きます。
さすがに全体を見てイメージを伝える施主は居ないので、全体的にまとまった感がモヤっとしがちなんですね~。

自分の家の場合、土地の形を考えて、平面図を書きながら立体になった時見え方、外構のプランや内装のイメージなんかも膨らんで「出来る出来ない」を考えましたが、全体を見ないでポイントポイントで決めると、全体的に見た時にモヤっとしちゃうのです。
なので、家はポイントで考えないで外構から中に入っていくイメージで決めてくと、全体的にまとまります。
まずは外構、外観から固めてイメージを絞っていく感じ。平面図を合わせていったり、平面図に外観を合わせたり、まっその辺の加減が難しいんですけどね(笑)

洋服選びと似ていてね、パンツはこの色、靴はこれがカッコイイ、Tシャツはこれが合いそうだ、帽子はこれならいけるかな~と合わせてみたらなんかモヤっとする時あるでしょ?
一つ一つはカッコイイのに色もまぁまぁ合ってるのになんかしっくりこない。そんな感じですよ、モヤっとした家は。

対策としてね、その設計士や工務店がどんな家を建ててきたのか、6~7割が得意なスタイルで、他がひょんなきっかけで迷ってきた家。
「好きな家っぽいのも作ってるみたいだから~」なんて騙されないでよ~。それは頼まれてイヤイヤやってるかもよ~(笑)

困った時はオレに頼めば間違いない!(笑)
詳しくはカテゴリーのblog houseを見て下さい。
フリースタイルのつもりですが、どこか遊ぼうとする癖がありますし、人間的にもだいぶ癖があります(笑)
仕事は間違いないけど、人間的に間違いだらけ(笑)

自分の望みとリンクする設計士、工務店をじっくり探しましょ~。
あれっ?と思ったら止めたっていいんですよ。建ててからじゃ引き返せませんからね。

ゼヒ!カッコイイ家を建てて下さ~い!

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