おはようございます。「世界のワイン 葡萄屋」店長の草壁です。
▲いよいよ二日目です。元気を出して8:50ホテルを出発。ここはナパ市街。ドライバーさんによると最近はそれまで入っていたテナントが少し減ってきてるらしいです
▲ドライバーさんによると、ワイン専門誌「ワインスペクテイター」本社だそうです。
▲国道29号線を北上し、今日一つ目の目的地「ガーギッチ・ヒルズ」へ。まだオープンしたがばりでスタッフの方がバルーンをつけていました
▲ガーギッチ前を走るワイントレインの線路です
さて、こちらのワイナリーのご紹介です。
有名な1976 年パリティスティング(パリスの審判)で
白ワインのトップに選ばれたのはナパ・カリストーガにあるモンテリーナ・シャルドネ。
こちらのワイナリーは明日の朝いちばんに訪れる予定ですが、
このシャルドネを造ったのがマイク・ガーギッチ。
当時大変な話題となった彼の造るシャルドネは、至る所で高い評価を得て、
「キング・オブ・シャルドネ」と呼ばれるようになりました。
クロアチア出身の彼は父が祖国でやっていた自然農法を実践し、
2003 年のカベルネは初のバイオ・ダイナミック農法のヴィンテージになり、
2006 年には完全バイオ・ダイナミック・ヴィンヤードとなりました。
クリントン元大統領やエリザベス女王の晩餐会でも使用されたカリフォルニアを代表するプレステージのあるワイナリーです。
カベルネ・ソーヴィニョンは2007 年ジャパン・ワインチャレンジのアメリカ最優秀ワインに選ばれました。
今回のツアーは、1976年のパリスの審判を辿るツアーということも予定のなかに少し入れていて、
それで二日目にこのガーギッチヒルズを訪れることにしたのですが、
朝イチの時間は、かのマイク・ガーギッチ氏がいらっしゃることもあるという情報をキャッチしていたので、
この時間の訪問となりましたが、残念ながら、氏はいないということでした。
▲ガーギッチヒルズで試飲したワイン。シャルドネ、カベルネなどを試飲。20ドル(100ドル以上購入で試飲料無料)
Grgich hills Cabernet Sauvignon Estate Grown Napa Valley 2006
Grgich hills Chardonnay Estate Grown Napa Valley 2008
特にこちらの2本は秀逸だったので1本ずつ購入。
▲試飲後畑に出てみると、葡萄品種ごとに葡萄が植えられていました。こちらはシャルドネの葡萄の葉です
▲ジンファンデル
▲プティ・シラー
▲カベルネ・フラン
▲メルロー
▲プティ・ベルド
▲カベルネ・ソーヴィニヨン
▲さて、次はいよいよ今回の旅の目玉、オーパス・ワンです。ガーギッチ・ヒルズを車で5分ほど走ったところにあります。オーパス・ワンのゲートに入ったところ
▲オーパス・ワンに到着です
▲皆さんで記念撮影
▲オーパス・ワンのティスティングルーム内。試飲はオーパスワン2008のみ。購入はセカンドワインのoverture。overtureは原則このワイナリーでしか購入できません。高価なワインですが、お土産に購入する人は沢山いるようです。試飲料はグラス1杯35ドルです。
さてここでこのオーパス・ワンについてですが、このワイナリーは、
フランス・ボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロッチルト男爵とナパのロバート・モンダヴィが
ボルドースタイルのワインを造ることを目指した作った合弁事業で、1978年に設立されました。
オーパスワン(Opus One)とは、音楽用語で「作品番号1番」の意味で、
「一本のワインは交響曲、一杯のグラスワインはメロディのようなものだ」という考えの
バロン・フィリップが命名したものです。
1979年物と1980年物のオーパスワンが初めて市場に売りに出された時、その価格は50ドルだったそうです。
当時の高級カリフォルニアワインの価格が一本15ドルから20ドルであったにもかかわらず、です。
この目の玉が飛び出るような値段に、あるワイン批評家は“Opus won!”(オーパスが勝った!)と評しましたが、
モンダヴィ社の製造責任者ティム・モンダヴィは、「品質は優れている(Excellent)どころか完璧(Perfect)なのだから」と、
当然のように言い放ったと伝えられています。
オーパスワンのブランドはアメリカ本土より、どちらかというと、
日本やアジア方面に絶大な力をもっていると思います。
(我々が到着する前も、大型バスのアジア系の方々が大挙してティスティングルームから出て行きました)
日本国内ではカリフォルニアワインの雄として知られるワイナリーです。
▲1杯の試飲グラスを手に、屋上のテラス席へ
▲絵になります
▲お昼ご飯の前に少しだけ立ち寄ったセコイア・グローヴ・ワイナリー
こちらは下記ワインのうち4つチョイスして15ドルでした。
2009 Carneros Chardonnay
2010 Sauvignon Blanc (Winery Only)
2010 Glorious Gewurz (Winery Only)
2009 Rebellious Red (Winery Only)
2008 Stagecoach Vineyard Syrah (Winery Only)
2008 Napa Valley Cabernet Sauvignon
こちらではソーヴィニヨンブランが生き生きとして素晴らしい出来栄えだったので3本購入(1本16ドル)、です。
▲さて、本日のランチは予約をしないと入れないというお店「ドン・ジョバンニ」へ。日本で2,3年程前公開された映画「サイドウェイズ」でロケをしていたお店です
▲ダックホー メルローを皆さんで1本。明日行くんだけど、ワインリストを見ていたらこれだと思いオーダーさせていただきました。しかし、最後まで開かず残念。
▲イカのフリット。こちら名物料理のひとつだそうです(すでにかなり食べられてますが・・)。どの料理を食べても本当に美味しかった!素晴らしいレストランの一言!
▲さて、午後から後半戦のワイナリー巡り。今日4つ目はドメーヌ・シャンドン。スパークリングメーカーの雄の1つ。
▲こちらが同ワイナリーのエントランス
ドメーヌ・シャンドン。
ドンペリでお馴染みのモエ・エ・シャンドン社が、1973年に設立したカリフォルニア版のシャンパン・メゾンです。
今では本家フランスの名門シャンパン・メゾンも多く進出するカリフォルニアですが、
モエも安定した気候のもとで生まれるカリフォルニアの葡萄を見過ごすことは出来ず、
マーケットの将来性を買って設立したといわれています。
今回こちらで試飲したワインはこちら。
Prestige Tasiting 25ドル
etoile Brut
etoile Rose
etoile Tere de Cuvee 2001
日本でもほとんどお見かけできないエトワールシリーズを、本家で試飲。
さすがのシャンパーニュ製法で、泡の細かさ、味わいの繊細さ、奥深さを辛口スティルワインの連続で疲れていた体に流し込み、
至福のひととき。
▲etoile Rose
▲etoile Tere de Cuvee 2001
こちらのワイナリーは、館内にミニシアターまでありその設備の豪華さにびっくり。
日中から若いナパの女性たちが、
陽気にカウンター越しでスパークリングを楽しんでいました。
さてさて、次のワイナリーに向かいます。
▲次は日本未入荷のパラディウムに訪れました。時刻は15時頃
ここは画像の女性が歓待してくれて、私が日本でワインショップをやっているという名刺を出すと、
「Wonderful!!!」と、
全員の試飲料を免除していろいろと飲ませてくれました。
こちらでティスティングさせていただいたワインは以下です。
2010 Rose
2008 Merlot
2007 Cabernet Sauvignon
2006 Cabernet Sauvignon
2005 Cabernet Sauvignon
3年のカベルネの垂直をさせていただきましたが、2006年がベストの出来でした。
▲タイ航空のイベントでこちらのワインが採用されたことを証明書
▲パラディウムの葡萄畑
▲醸造所も特別に見学させていただきました
▲車のナンバーには、PARADYMの文字が!
▲熱烈な歓待を受け惜しみながらも次のワイナリーへ。こちらはターンブル、です。本日最後のワイナリーです
▲こちらはカリフォルニア・ナパヴァレーらしいフルボディの赤ワインが美味しいワイナリー。葡萄屋でも1本こちらのワインを扱っていますが、ファンが多く、飲みごたえのあるワインファンには堪らないワイナリーです。こちらでも、名刺を渡しつつ、iPadで葡萄屋のページを見せてスタッフに説明中
▲ナパでもこのオークヴィルのカベルネソーヴィニヨンはやはり特別。ガツンとくる味わいに、赤ワインファンの今回のツアー参加者はうっとり。沢山買ったワインがさらに増えることになってしまいました。
▲今日のワイナリー巡りはこれで終わり。帰りはナパ市内のスーパーでチーズをまた沢山買って(お土産用です)来ました
次回は3日目をレポートします。
12月10日(土)は、世界10カ国のカベルネ・ソーヴィニヨンと美食の宝庫ベルギー料理を楽しむ会 を予定しています。
12/10 世界10カ国のカベルネ・ソーヴィニヨンと美食の宝庫ベルギー料理を楽しむ会 ご案内はこちら
また、12月23日(土)は、スペシャルワイン会:特製イタリアンフルコースと世界の高級ワインのマリアージュの会 を予定しています。
12/10 世界10カ国のカベルネ・ソーヴィニヨンと美食の宝庫ベルギー料理を楽しむ会 ご案内はこちら
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