
Saturday, January 07, 2012
Hana blog 2 2012年1月3日(火曜日)
あけましておめでとうございます。
私の乗船するボブ・バーカー号の周辺には360度見渡す限りの青い海とたまに現れるため息が出るほど美しい氷山、海鳥、ペンギン、クジラ、イルカ、アザラシなどの野生動物たち以外はなにもいません。
この地球上で唯一人類により破壊されていない美しい場所で同じ目的を持つ仲間達とおそらく世界中で一番愛され大切にされている船で迎えたクリスマスも大みそかも生涯忘れることの出来ない思い出です。
ボブ・バーカー号は1950年に建造された元ノルウェーの捕鯨船でシーシェパードがアメリカの人気TV番組司会者ボブ・バーカー氏から五百万ドルの寄付を得て2009年に購入し、新しく反捕鯨船/環境保護船と生まれ変わりました。
ボブ・バーカー号が南極海に赴くのは今年で3年目になります。購入直後は荒れ放題だった船も今では世界中から集まった無給ボランティア達の手により大変居心地の良い場所になっています。
ところどころに飾られたアート作品、絵や写真、全てに愛を感じることができます。
また、船の改修の為の材料、工具、ペンキ、寝具、食料なども全て世界中から集められた寄付と寄付金により賄われています。
世界中のクジラを含む海洋生物の保護や海洋エコシステムの保全を大切に思う人々たちの無償の愛によって維持&運営されているのがシーシェパードの活動及び船です。
シーシェパードには環境保護、動物愛護を真剣に考え行動する、勇気、情熱、慈悲深き心を持った国も文化も年齢も異なるバックグラウンドを持つボランティアが世界中から集まっています。
現在、ボブ・バーカー号にはシーシェパードのクルーとアニマルプラネットの撮影班を合わせ36人が乗船しています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、南アフリカ、オランダ、ドイツ、イギリス、ブラジル、イタリア、フランス、Ivory Coast (西アフリカ)、そして日本。と国際色豊かな環境で共通語は英語です。クルーはみな仲が良くまるで大きな家族のようです。
ボブ・バーカー号には4人のシェフがいて毎日おいしい食事を用意してくれます。大みそかには巻き寿司やお味噌汁、お好み焼きなどの日本食ディナーパーティーをしてくれました。感謝感激です。
シーシェパードが所有する3隻(スティーブ・アーウィン号、ボブ・バーカー号、ブリジット・バルドー号)はヴィーガン船で、クルーは肉類、魚貝類、卵、乳製品、蜂蜜を含む一切の動物性の食品を摂りません。シーシェパードのクルーは動物、自然に優しい選択をしています。
私がシーシェパードに通訳として南極クジラ保護キャンペーンに参加した理由の一つは
シーシェパードが実際に動物たちの命を護っているからです。
一向に進展しない国際捕鯨委員会(IWC)による地球規模での鯨類の十分な保護が規定されるのを待っていてはクジラの命を救うことはできません。
絶滅してしまいます。
シーシェパードが南極海クジラ保護区に赴くのは今期で8年目になり、過去7年で合計2,762頭のクジラの命を保護しました。
もし、シーシェパードが南極海クジラ保護区に赴きクジラの虐殺を阻止しなければこれらの2,762頭は最も非人道的な方法で虐殺されていたでしょう。
(クジラたちが最長一時間にも及ぶ長い間もがき苦しみ、最後にはハプーンの先端に詰められた火薬による傷により死んで行くのを想像するのは耐えられません。)
今もその2,762頭のクジラたちが自由に泳ぎ、出産&子育てしている姿を想像するだけで幸せな気持ちになります。
日本では日本鯨類研究所(ICR)の発表する偏った報道によりあまり評判の良くないシーシェパードですが、もしシーシェパードが日本の報道どおりの団体であるなら南極クジラ保護キャンペーンに参加していなかったと思います。
ICRの発表とそれによる報道がどれだけ馬鹿げた茶番劇であるかは海外の報道と日本の報道を読み比べ、シーシェパードの活動とICRの活動のビデオを見比べてみれば一目瞭然です。
ICRは日本国内でしか通用しない根拠のない嘘で日本人を騙しその嘘がまかり通っています。
ICRと日本のメディアによる一方的な洗脳報道に愕然とします。
2010年1月のシーシェパードの高速船アディ・ギル号と第二昭南丸(SM2)の衝突はSM2により意図的に起こされたAGクルー6名の殺人未遂行為であり、日本ではアディ・ギル号、ボブ・バーカー号側からの映像(SM2が意図的にAGに衝突した映像)を放送せず、SM2による計画的に撮影&編集された映像のみを放送しました。
その数週間後の日本捕鯨船員3名怪我というクレームも捕鯨船員がシーシェパードの小型ボートに向け放った薬品(おそらく催涙スプレー)が風向きにより運悪く自分達に降りかかり怪我をしました。
シーシェパードはその様子も撮影しています。
日本捕鯨船団やICRはシーシェパードが決して捕鯨船団に危害を与えないことを知っているし、自分たちが嘘をついて日本国民を欺いていることも承知です。
前期の日本政府による南極海調査捕鯨では、日新丸(NM, 鯨肉解体加工船)はボブ・バーカー号の追跡により、チリ海域に侵入しそうになりましたが、反捕鯨国であるチリ政府は鯨肉を積んだNMがチリ海域に入ればNMの拿捕、および船員の逮捕を行うと発表。(チリでは法律によりチリ海域の鯨肉の輸送が禁止されている。)NMはボブ・バーカー号の追跡を逃れる術がないことを悟り捕鯨をあきらめ一カ月早く日本へ帰国しました。
その結果、クジラの捕獲数は絶滅種ナガスクジラ2頭を含む172頭。
捕獲予定数1,035頭の17%に留まりました。
シーシェパードは863頭のクジラの命を護ったのです。
世界中の個人からサポートされている命を護るNPOと利益と利権の為に命を粗末にする捕鯨産業、環境を護る者と破壊する者、どちらがエコテロリストなのでしょう?
シーシェパードが行っているのは国際法「国連世界自然憲章」を適用し違法行為を阻止することでターゲットは密漁者が違法行為に使用する機械や設備であり密漁者ではありません。
国際法を無視し言葉を話せず自己防衛できない動物(クジラ)を殺す行為こそが暴力だとは思いませんか?
私が南極クジラ保護キャンペーンに参加したもう一つの理由は少しでも多くの日本人の方にシーシェパードの活動内容を理解していただき、私達日本人が本当に向き合い話し合わなければいけない「捕鯨問題」に関心を持ち、話し合ってもらいたいからです。
この違法、且つ不必要な殺生を速やかに中止する事が出来るのではないか?と希望を持ちシーシェパードと日本人の「橋渡しの役目」をしたいと思ったからです。
一緒に協力すれば永遠に南極捕鯨を禁止に出来ると思うからです。
シーシェパードは真剣に日本に捕鯨を止めて欲しいと願っています。(シーシェパードは日本が捕鯨を止めてくれれば更に他の海洋生物&海洋エコシステムの保護に力を注ぐことができます)そして日本が他の捕鯨国にもこの時代遅れの殺生を辞めさせるきっかけになればいいなと思います。
2012年1月4日(水曜日)
たった今嬉しいニュースが入ってきました。
シーシェパードが30年以上に渡り活動してきたキャンペーンの一つにカナダでのアザラシの赤ちゃんの保護があります。
カナダ政府は毎年約325,000頭の生後2-3週間のタテゴトアザラシの赤ちゃんを毛皮の為に殴り殺し、時には生きたまま毛皮をはがすアザラシ猟を行っています。
EUは2009年にアザラシの毛皮の輸入を禁止しました。
そして今回ロシアがカナダのアザラシの毛皮の輸入を禁止するそうです。
カナダのアザラシの毛皮の90%を輸入しているロシアが輸入の禁止をすれば、残虐なアザラシ猟も終わりが近く, 残る輸出先は中国と日本だそうです。
ウエスト・ハリウッドでも毛皮製品の販売が禁止されました。
日本も残酷な毛皮製品(アザラシ、ウサギ、タヌキ、キツネ、ミンク、犬、猫など)の販売を禁止するべきです。
想像してみてください。頭を散々クラブで殴られ痛みに意識朦朧としている時にさらに全身の毛皮を剥がされる痛みを。
生後2-3週間で残虐な方法で殺されるアザラシの赤ちゃん達の事を。
大切な子供を無残に殺されるお母さんアザラシの悲しみを。
お願いです。毛皮がなければ生きていけない動物たちを殺してまで毛皮が必要かどうか真剣に考えてください。
そして毛皮を剥がされる動物たちの声になってください。
もう一つのニュース。
日本捕鯨船団の監視船第二昭南丸(SM2)がシーシェパードのスティーブ・アーウィン号とブリジットバルドー号を追跡中、オーストラリアの排他的経済水域 (EEZ)に不法侵入。(日本捕鯨船団は反捕鯨国オーストラリアとニュージーランドのEEZへの入港が認められていません。)
これは日本政府による大胆で受け入れがたい違法行為です。
この日本政府による無礼な不法侵入はオーストラリアとの友好関係を利用し、クジラを愛する反捕鯨国の神経を逆なでする日本の国際的評判を脅かす行為です。
「Government Of Japan」と大きく書かれた船体でオーストラリアのEEZに不法侵入する神経の図太さには呆れるばかりです。
ここ数日、ボブ・バーカー号は南極海クジラ保護区に於いて日新丸(NM、鯨肉解体加工船)を捜索していました。
本日1月4日午前4時(オーストラリア東海岸時間)、捕鯨船3隻の内の1隻、第3勇新丸(YM3)に出会い、以降YM3による追跡が始まりました。(YM3のハプーンのカバーは外されていないのでまだ捕鯨は始めていない様子。)午後8時、ボブ・バーカー号はNMの捜索を再開する為、小型ボート2隻により自衛活動(YM3の追跡スピードを遅くしレーダーから外れるように)を開始。
YM3は放水により反撃。
活動の様子をボブ・バーカー号から観察していました。
2kmほど距離はあったと思いますが、あたりに何もない環境では遠くからでもよく見えました。
YM3は多数のホースで2隻のボート上のクルーに向け放水。
氷の漂う海に落ちたら短時間で命を失う危険がある南極海ではYM3による放水攻撃は暴力的かつ殺人行為。
YM3は放水を続けながら(ボブ・バーカー号を見失なわないように)もの凄いスピードで追いかけてきました。
約5時間にわたる自衛活動後、ボートクルー達は全員全身びしょ濡れで帰ってきましたが満足している様子でした。
l シーシェパードの目的はNMを見つけ出し、南極海クジラ保護区での違法捕鯨を阻止、捕鯨船団に違法捕鯨を中止して帰国してもらうことです。
NMはボブ・バーカー号よりも航行速度が遅いため、一度見つかったら逃れるすべはなくボブ・バーカー号が追跡している期間は捕鯨活動をすることが出来ません。
シーシェパードの船(この場合ボブ・バーカー号)は捕鯨船である第一勇新丸(YM1)、第二勇新丸(YM2)、第三勇新丸(YM3)、水産省監視船の第二昭南丸(SM2)に追跡されている限りNMに辿り着くことはできないため、追跡スピードを遅くさせる作戦を展開しました。
シーシェパードは人を傷つけないよう細心の注意を払っています。
そして、創立された1977年以来誰一人として傷つけていません。
現在、ボブ・バーカー号はYM3に追跡されてはいますが、同時にNMもボブ・バーカー号に見つからないよう逃げている為、この数日捕鯨は行われていないと推測されます。
2012年1月7日(土曜日)
朝9時に2隻の小型ボートでNMを探しに行く。
To be continued……

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Hana blog 2 2012年1月3日(火曜日)
あけましておめでとうございます。
私の乗船するボブ・バーカー号の周辺には360度見渡す限りの青い海とたまに現れるため息が出るほど美しい氷山、海鳥、ペンギン、クジラ、イルカ、アザラシなどの野生動物たち以外はなにもいません。
この地球上で唯一人類により破壊されていない美しい場所で同じ目的を持つ仲間達とおそらく世界中で一番愛され大切にされている船で迎えたクリスマスも大みそかも生涯忘れることの出来ない思い出です。
ボブ・バーカー号は1950年に建造された元ノルウェーの捕鯨船でシーシェパードがアメリカの人気TV番組司会者ボブ・バーカー氏から五百万ドルの寄付を得て2009年に購入し、新しく反捕鯨船/環境保護船と生まれ変わりました。
ボブ・バーカー号が南極海に赴くのは今年で3年目になります。購入直後は荒れ放題だった船も今では世界中から集まった無給ボランティア達の手により大変居心地の良い場所になっています。
ところどころに飾られたアート作品、絵や写真、全てに愛を感じることができます。
また、船の改修の為の材料、工具、ペンキ、寝具、食料なども全て世界中から集められた寄付と寄付金により賄われています。
世界中のクジラを含む海洋生物の保護や海洋エコシステムの保全を大切に思う人々たちの無償の愛によって維持&運営されているのがシーシェパードの活動及び船です。
シーシェパードには環境保護、動物愛護を真剣に考え行動する、勇気、情熱、慈悲深き心を持った国も文化も年齢も異なるバックグラウンドを持つボランティアが世界中から集まっています。
現在、ボブ・バーカー号にはシーシェパードのクルーとアニマルプラネットの撮影班を合わせ36人が乗船しています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、南アフリカ、オランダ、ドイツ、イギリス、ブラジル、イタリア、フランス、Ivory Coast (西アフリカ)、そして日本。と国際色豊かな環境で共通語は英語です。クルーはみな仲が良くまるで大きな家族のようです。
ボブ・バーカー号には4人のシェフがいて毎日おいしい食事を用意してくれます。大みそかには巻き寿司やお味噌汁、お好み焼きなどの日本食ディナーパーティーをしてくれました。感謝感激です。
シーシェパードが所有する3隻(スティーブ・アーウィン号、ボブ・バーカー号、ブリジット・バルドー号)はヴィーガン船で、クルーは肉類、魚貝類、卵、乳製品、蜂蜜を含む一切の動物性の食品を摂りません。シーシェパードのクルーは動物、自然に優しい選択をしています。
私がシーシェパードに通訳として南極クジラ保護キャンペーンに参加した理由の一つは
シーシェパードが実際に動物たちの命を護っているからです。
一向に進展しない国際捕鯨委員会(IWC)による地球規模での鯨類の十分な保護が規定されるのを待っていてはクジラの命を救うことはできません。
絶滅してしまいます。
シーシェパードが南極海クジラ保護区に赴くのは今期で8年目になり、過去7年で合計2,762頭のクジラの命を保護しました。
もし、シーシェパードが南極海クジラ保護区に赴きクジラの虐殺を阻止しなければこれらの2,762頭は最も非人道的な方法で虐殺されていたでしょう。
(クジラたちが最長一時間にも及ぶ長い間もがき苦しみ、最後にはハプーンの先端に詰められた火薬による傷により死んで行くのを想像するのは耐えられません。)
今もその2,762頭のクジラたちが自由に泳ぎ、出産&子育てしている姿を想像するだけで幸せな気持ちになります。
![]() | ザ・ホエールウォッチング |
日本では日本鯨類研究所(ICR)の発表する偏った報道によりあまり評判の良くないシーシェパードですが、もしシーシェパードが日本の報道どおりの団体であるなら南極クジラ保護キャンペーンに参加していなかったと思います。
ICRの発表とそれによる報道がどれだけ馬鹿げた茶番劇であるかは海外の報道と日本の報道を読み比べ、シーシェパードの活動とICRの活動のビデオを見比べてみれば一目瞭然です。
ICRは日本国内でしか通用しない根拠のない嘘で日本人を騙しその嘘がまかり通っています。
ICRと日本のメディアによる一方的な洗脳報道に愕然とします。
2010年1月のシーシェパードの高速船アディ・ギル号と第二昭南丸(SM2)の衝突はSM2により意図的に起こされたAGクルー6名の殺人未遂行為であり、日本ではアディ・ギル号、ボブ・バーカー号側からの映像(SM2が意図的にAGに衝突した映像)を放送せず、SM2による計画的に撮影&編集された映像のみを放送しました。
その数週間後の日本捕鯨船員3名怪我というクレームも捕鯨船員がシーシェパードの小型ボートに向け放った薬品(おそらく催涙スプレー)が風向きにより運悪く自分達に降りかかり怪我をしました。
シーシェパードはその様子も撮影しています。
日本捕鯨船団やICRはシーシェパードが決して捕鯨船団に危害を与えないことを知っているし、自分たちが嘘をついて日本国民を欺いていることも承知です。
前期の日本政府による南極海調査捕鯨では、日新丸(NM, 鯨肉解体加工船)はボブ・バーカー号の追跡により、チリ海域に侵入しそうになりましたが、反捕鯨国であるチリ政府は鯨肉を積んだNMがチリ海域に入ればNMの拿捕、および船員の逮捕を行うと発表。(チリでは法律によりチリ海域の鯨肉の輸送が禁止されている。)NMはボブ・バーカー号の追跡を逃れる術がないことを悟り捕鯨をあきらめ一カ月早く日本へ帰国しました。
その結果、クジラの捕獲数は絶滅種ナガスクジラ2頭を含む172頭。
捕獲予定数1,035頭の17%に留まりました。
シーシェパードは863頭のクジラの命を護ったのです。
世界中の個人からサポートされている命を護るNPOと利益と利権の為に命を粗末にする捕鯨産業、環境を護る者と破壊する者、どちらがエコテロリストなのでしょう?
シーシェパードが行っているのは国際法「国連世界自然憲章」を適用し違法行為を阻止することでターゲットは密漁者が違法行為に使用する機械や設備であり密漁者ではありません。
国際法を無視し言葉を話せず自己防衛できない動物(クジラ)を殺す行為こそが暴力だとは思いませんか?
私が南極クジラ保護キャンペーンに参加したもう一つの理由は少しでも多くの日本人の方にシーシェパードの活動内容を理解していただき、私達日本人が本当に向き合い話し合わなければいけない「捕鯨問題」に関心を持ち、話し合ってもらいたいからです。
この違法、且つ不必要な殺生を速やかに中止する事が出来るのではないか?と希望を持ちシーシェパードと日本人の「橋渡しの役目」をしたいと思ったからです。
一緒に協力すれば永遠に南極捕鯨を禁止に出来ると思うからです。
シーシェパードは真剣に日本に捕鯨を止めて欲しいと願っています。(シーシェパードは日本が捕鯨を止めてくれれば更に他の海洋生物&海洋エコシステムの保護に力を注ぐことができます)そして日本が他の捕鯨国にもこの時代遅れの殺生を辞めさせるきっかけになればいいなと思います。
2012年1月4日(水曜日)
たった今嬉しいニュースが入ってきました。
シーシェパードが30年以上に渡り活動してきたキャンペーンの一つにカナダでのアザラシの赤ちゃんの保護があります。
カナダ政府は毎年約325,000頭の生後2-3週間のタテゴトアザラシの赤ちゃんを毛皮の為に殴り殺し、時には生きたまま毛皮をはがすアザラシ猟を行っています。
EUは2009年にアザラシの毛皮の輸入を禁止しました。
そして今回ロシアがカナダのアザラシの毛皮の輸入を禁止するそうです。
カナダのアザラシの毛皮の90%を輸入しているロシアが輸入の禁止をすれば、残虐なアザラシ猟も終わりが近く, 残る輸出先は中国と日本だそうです。
ウエスト・ハリウッドでも毛皮製品の販売が禁止されました。
日本も残酷な毛皮製品(アザラシ、ウサギ、タヌキ、キツネ、ミンク、犬、猫など)の販売を禁止するべきです。
想像してみてください。頭を散々クラブで殴られ痛みに意識朦朧としている時にさらに全身の毛皮を剥がされる痛みを。
生後2-3週間で残虐な方法で殺されるアザラシの赤ちゃん達の事を。
大切な子供を無残に殺されるお母さんアザラシの悲しみを。
お願いです。毛皮がなければ生きていけない動物たちを殺してまで毛皮が必要かどうか真剣に考えてください。
そして毛皮を剥がされる動物たちの声になってください。
もう一つのニュース。
日本捕鯨船団の監視船第二昭南丸(SM2)がシーシェパードのスティーブ・アーウィン号とブリジットバルドー号を追跡中、オーストラリアの排他的経済水域 (EEZ)に不法侵入。(日本捕鯨船団は反捕鯨国オーストラリアとニュージーランドのEEZへの入港が認められていません。)
これは日本政府による大胆で受け入れがたい違法行為です。
この日本政府による無礼な不法侵入はオーストラリアとの友好関係を利用し、クジラを愛する反捕鯨国の神経を逆なでする日本の国際的評判を脅かす行為です。
「Government Of Japan」と大きく書かれた船体でオーストラリアのEEZに不法侵入する神経の図太さには呆れるばかりです。
ここ数日、ボブ・バーカー号は南極海クジラ保護区に於いて日新丸(NM、鯨肉解体加工船)を捜索していました。
本日1月4日午前4時(オーストラリア東海岸時間)、捕鯨船3隻の内の1隻、第3勇新丸(YM3)に出会い、以降YM3による追跡が始まりました。(YM3のハプーンのカバーは外されていないのでまだ捕鯨は始めていない様子。)午後8時、ボブ・バーカー号はNMの捜索を再開する為、小型ボート2隻により自衛活動(YM3の追跡スピードを遅くしレーダーから外れるように)を開始。
YM3は放水により反撃。
活動の様子をボブ・バーカー号から観察していました。
2kmほど距離はあったと思いますが、あたりに何もない環境では遠くからでもよく見えました。
YM3は多数のホースで2隻のボート上のクルーに向け放水。
氷の漂う海に落ちたら短時間で命を失う危険がある南極海ではYM3による放水攻撃は暴力的かつ殺人行為。
YM3は放水を続けながら(ボブ・バーカー号を見失なわないように)もの凄いスピードで追いかけてきました。
約5時間にわたる自衛活動後、ボートクルー達は全員全身びしょ濡れで帰ってきましたが満足している様子でした。
l シーシェパードの目的はNMを見つけ出し、南極海クジラ保護区での違法捕鯨を阻止、捕鯨船団に違法捕鯨を中止して帰国してもらうことです。
NMはボブ・バーカー号よりも航行速度が遅いため、一度見つかったら逃れるすべはなくボブ・バーカー号が追跡している期間は捕鯨活動をすることが出来ません。
シーシェパードの船(この場合ボブ・バーカー号)は捕鯨船である第一勇新丸(YM1)、第二勇新丸(YM2)、第三勇新丸(YM3)、水産省監視船の第二昭南丸(SM2)に追跡されている限りNMに辿り着くことはできないため、追跡スピードを遅くさせる作戦を展開しました。
シーシェパードは人を傷つけないよう細心の注意を払っています。
そして、創立された1977年以来誰一人として傷つけていません。
現在、ボブ・バーカー号はYM3に追跡されてはいますが、同時にNMもボブ・バーカー号に見つからないよう逃げている為、この数日捕鯨は行われていないと推測されます。
2012年1月7日(土曜日)
朝9時に2隻の小型ボートでNMを探しに行く。
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