オートバイ・・・

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ガソリンタンク錆取り・後編

2007年02月07日 | オートバイ 整備カスタム編
 ニンジャのおタンク様がご入浴なさってから48時間ほどは経過したでしょうか。その間、冷えてしまった浴槽内の水をアツアツの湯に入れ替えたりタンクを転がしたりして愛を注いでいました。ぼちぼち錆も取れたろうということで、今宵はタンク内の液を抜きます。

 液を抜くのはいいが、その液は高価なもので捨ててしまうのはもったいない。なので、今後の再利用を見据えて灯油缶に入れて保管しておくことにする。

 といってもそのまま灯油缶に移しては、錆のカスなんかも一緒になってしまうのでそれはいけない。そこで、イマイ式濾過装置を発案し、キレイな液を抽出する。その装置というのは、バケツにウエスを張って太鼓のようにした一品。簡単なものだ。

 シュポシュポポンプでタンクから濾過バケツに液を落としていく。バケツがいっぱいになったらウエスを外してバケツから灯油缶へ移す。こうしてタンク内の液を抜いていくとウエスには錆のカスが溜まっていた。
 ポンプで吸い出してこれだけのカスが出てきたということは、一部分だけどやっぱりタンク内には結構な錆があったのだ。

 さらに、吸い出した液を見てみると、バケツ内に溜まった液の写真を見ても分かるとおり真っ黒になっちゃっている。透明度はだいぶん低い。これだけタンク内は汚れていたということになる。恐るべしだったのである。

 ちなみに、試験体として同時に錆落としをしていたマフラーフランジはキレイに錆が取れていた。その証拠に洗面器に溜めていたクリーナー液は、これまた真っ黒になっちゃっている。ただ浸けていただけなのに、すごいぞ花咲かG!

 ということはタンクだけに限らず、大してサイズのないパーツはこういった方法でドブ漬けでの錆取りも可能ということですね。
 タンク内のクリーナー液を全部抜き取り灯油缶へ移してやったら、お次はタンク開口部の栓を外してタンク内を水洗いです。

 水洗いは圧をかけた水を使って行いたいので、シャワーの先端部分を外してただのホースみたいにし、先を折り曲げて高圧仕様にした。写真ではタンクキャップが付いているけどこれも外して、ドバドバと水洗い。すると、錆カスの残党達が流れ出てきました。流し残しのないように、丁寧に納得のいくまで洗う。この時、穴埋め補修部の漏れチェックをしたところなんとか大丈夫でした。

 洗い終わったら水を切って、もう1度タンク開口部に栓を取り付ける。そして、錆取り前に別に取っておいたトリートメント用の新品希釈液をタンク内に注ぎ込み、液を全体に行き渡らせる。振り回したりシェイクしたり変な踊りしてみたり。最後はその液を抜いて終了です。
 これでやっとこさ風呂場での作業から開放された。結構長い日々だった気がする。あとはタンク内を乾燥させるだけ。

 乾燥させている間の時間がもったいないと思っていると、ある事を考えついた。それは、クリーナー液の再利用でタンク外面の錆を取ってしまおう。ただ、シャパシャパの液体でどうやってそんな事ができるのか。

 それは、脱脂綿(コットン)とサランラップ、マスキングテープを用いると可能な気がするのだ。コットンにクリーナーを吸わせ、軽くしぼって患部(錆部)を覆う。次に、蒸発しないようにその上からラップを被せる。最後にラップのずれ落ち防止と蒸発の経路遮断目的でマスキングテープでラップの縁をなぞる。

 俺の日頃の行いが良ければ、これで錆は取れるはず!?


 穴埋め、錆取りの作業はほぼ終了いたしました。本日、ネットショップで注文していた純正色のタッチペンが発送されたとの連絡があったので、金曜日には届くでしょう。それまで脱脂綿作戦は継続しておこう。
 先日わざわざ往復4時間もかけてバイク用品店に買い物に行ったのになんでネットショップでタッチペンを買ったのかというと、ただ単に置いてなかったから。2店回って2店とも取り扱ってなかったのでございました。


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