オートバイ・・・

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バルブクリアランス(タペット)調整

2007年02月27日 | オートバイ 整備カスタム編
 タンクに穴が開いているのを発見してからいつまで整備してんだって感じですが、ひと月が経過しそうな今日現在、まだタンクは部屋の中です。 この日曜日に搭載しても良かったのですが、昼過ぎまで寝てしまってやる気が起きず、また、チョークワイヤーのケーブルが折れてしまっているのを発見して、それを付け替えるまではいいやと思い、未だに乗れそうにございません。

 でも土曜日は仕事を昼で切り上げて、外装を外しているついでにパルシングカバーとヘッドカバーを外してタペット調整をしてやりました。その模様を記録しておきましょう。


~シリンダーヘッドカバーの取り外し~
  ニンジャのヘッドカバーを取り外すには、一般にクーラントを抜いてサーモスタットやらキャブやらをずらさなきゃいけないなんてことを聞いたことがありますが、そんなことしなくても外せるという話も聞いたことがあります。
 横着者の俺としては、もちろん何もせずに外したいところ。ヘッドカバーをとめている6本のボルトを外し、カバーをカムチェーン側へ引き抜いてみる。どうやら引っかかって取れないようだ。何とかならんもんかと観察してみると、ラジエターホースのホースバンドを少し回転させてやればもう少しカバーを上に浮かせて引き抜けそう。
 ということで左写真赤丸のようにホースバンドを若干緩めて回転させてやると、いとも簡単にヘッドカバーを取り外せてしまいました。

~カム山のかじりをチェックだ~
 写真のようにカム山を点検してみると、見事にかじった跡がありましたがそんなに酷い箇所はないようです。といってもIN側は全部、EX側は4つのうち2つという有様。ちょっとだけ凹みました。

 アイドリングはちゃんと車体を垂直に立て、暖気は走行しながら行うという対策をしていたのですが、今後はちょっとオイルのヘッドバイパスラインを通そうかなと考えてみたり。
 さらにはヨシムラのハイカムなんかも組みたいなと、土曜の昼下がり夢は広がるばかり。

 さて、この後はオイルパンをエンジン下に敷いてパルシングカバーも外し、バルブクリアランスを調整します。

~バルブクリアランスの調整~
 サービスマニュアルにありそうな写真を撮ってみました。ローターを回してクリアランスを測定してを繰り返します。全体的には、規定値よりも拡がっているバルブが多かったかな。ドンピシャで決まっているところも何ヶ所か。全てを規定値内に調整するのですが、なにしろ1シリンダー4バルブの16バルブ。単気筒2バルブエンジンだったらどれだけ楽なことか。


 この後、ヘッドカバーとパルシングカバーを見て思った。
『これは汚い。ヘッドカバーは水の溜まる1番シリンダー部が腐食し、塗装も剥げている。むしろ全体的に汚い。パルシングカバーは前オーナーが転倒させて付けたと思われる傷あり。よし、どっちの部品も綺麗に蘇らせよう』と。
 ついでがついでを呼び、作業工程はさらに狂い、増えてしまったのであった。


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