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GPS活用 緯度経度を地図に落とす手段(その2 カシミールで印刷)

2006-02-17 13:31:35 | 知識
                          (ブログ目次へ)
GPS活用
 
経緯度を1/10,000地図に落とす手段(2/4)

2.1.2 カシミール3Dを使って地図を準備する場合

 ネットワークが使える環境では、地図画像 プラグインを使って無償で2万5千地形図が利用できます。
 有償の山旅倶楽部は標高連動、カラー陰影つき、太陽光と同じように南側から光を当てられますから空中写真図と照合し易く出来ます。

 ネットワークにつながっていなくても、近畿の5万地形図は「カシミール3DGPS応用編」に有ります。また地域限定((奥多摩/東京/神戸~六甲~比良のみ))で2万5千地形図が入った「山あるきを楽しむカシミール3D活用術」もあります。

・カシミール3Dでの操作の詳細は解説本に譲り経緯度線印刷について簡潔に記します

まず、印刷したい大きさに地図を開いておきます。(注1)
経緯線を引く間隔の指定
・【表示】メニュー → 表示の設定 で【表示の設定】プロパティが開きます。
 緯線経線タブを開きます。


1分毎に赤い線を引くには

  表示する をON
  間隔(緯度と経度とも)  0度01分00秒に設定
  線色           赤を選ぶ

 上記と同様に、緯線経線(補助線)タブを選び、30秒に青破線を引きます。

  表示する をON
  間隔(緯度と経度とも)  0度00分30秒に設定
  線色           青を選ぶ
  線種           破線を選ぶ
 
 【表示の設定】プロパティのOKボタンを押して設定を有効にすると30秒毎の枠が赤と青で表示されます。

印刷範囲の選択
 1回で印刷したい範囲を次のようにして画面上で選べます。
 【編集】メニュー → 選択範囲を決める  で地図画面の選択範囲の開始位置から終了位置まで、選んだところが網がけされます。

印刷の指定 (注2)
 【ファイル】メニュー → 印刷 →選択範囲を印刷 で次のような「印刷設定パネル」が出てきます。

 上記「印刷全般」タブで縮尺指定し、用紙サイズや縦横などは「プリンタ設定」できちんと選んだ後、ページへの収まりが不適切なら「範囲指定しなおす」で調整します。
「○縮尺を指定して印刷(正確ではない)」とありますが結構正確です。多分プリンタ等の環境に依存するのでしょうね。

 「緯線・経線」タブで緯度経度の数字印刷の間隔を好みで指定します。


以上で、必要な地図に経緯線が印刷できるはずです。

蛇足
・ せっかくカシミール3Dを使うなら計画中のルート情報、ポイント情報を入力したものを印刷すれば山行中の確認が楽になります。
・ 1万図ほど必要ない山行では、上記設定間隔ほど細かくする必要は無いでしょう。
・ 経緯度定規なんか持って行かない! という人は、緯線経線(補助線)で10秒間隔にすると山勘でおよその秒単位まで読めるはずです。

(注1)カシミール3Dはスライドさせると1/25,000~1/200,000にスムーズに切り替わります。上記の経緯線設定は設定時に開いていた地図の縮尺と関連付けられているようです。
設定したのに効かない?と思った時に思い出してください。

(注2)印刷メニューを起動するとプリンタ・ドライバをインストールしていない環境では、カシミール3Dは異常終了するようです。


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