自分にとっては忘れる事のできない日となりました。
早朝から新幹線に乗り、ボローニャから誰も乗ってない鈍行に乗り換え30分。朝8時半前にはイモラに着く。
そっから20分以上歩くと聞いていたんで、駅前にいるハズのタクシーを探してみたが・・・影も形もねーし 笑
・・・しゃーない、歩くぞ!気合いを入れて超早歩き!
地元の方の視線を感じましたよ。・・・この東洋人、朝っぱらから鬼の形相であんなに急いでどこ行くんだ?と。
俺には時間がねーんだ!一本道だからとにかく真っ直ぐ進むだけだ!
と必死に歩いてみると・・・なんだ10分で着くじゃねーかよ!!タクんないで良かった 笑
川を渡った先にあるタワーが目印で、その横にフェラーリだかの車が山積みになってるオブジェ。
うん、本で見た通りだ 笑
そして道なりに進み公園の入り口へと進むと、看板がある。ご丁寧に、「セナのモニュメント」と地図があった。
で、ペースを緩めずひたすら進む。その横には、タンブレロコーナー。あの事故まではタンブレロってむしろカーブだったよね。
ホームストレートから加速しながら左の高速カーブ、タンブレロ。右の高速カーブ、ビルヌーブと続き、低速左コーナー、トサ。
ストレートでスリップストリームにへばり着き、トサコーナーのブレーキングでパスするのが定石だった。
そんなタンブレロを思い出しながら、更に歩く。若干、まだかよ・・・と焦りだす。
目論見通りに着いても、滞在予定(可能)時間は約30分なもんでさ。
で、結局公園に入ってから5分ちょっと歩いたんだろうか。それは突然現れた。
ふと右前方にベンチがあるな~と思ったら、その先に彼はいた。
本当はね。ちょっと怖かったんだよね。
3月に鈴鹿でヒルのサインをもらった時、子どもの頃の憧れのヒーロー達は現実に存在するんだって知ってさ。
知ったというか、目の当たりにしたというか、表現が難しいんだけど。
という事は、ここでセナのモニュメントに会うって事は、彼がここで事故死した事が現実だと身をもって目の当たりにする事になるから。
だから怖かった。
そんな事を思い巡らしながら彼に会いその表情を見た途端、涙が溢れて止まらなかった。
その表情は、これまでビデオや雑誌で見ていた彼の最後の日の表情にそっくりだった。
どこか寂しげで暗さや悲しさを漂わせた表情。彼が我々に見せた最後の姿。
あれは現実に起きていたんだね。本当に彼は、あの表情で旅立っていったんだね。
今まで見てきた彼の生き様、レース、彼と共にいた人々、みんな現実だったんだね。
僕がもらったたくさんの素晴らしいレースであり思い出は、現実の世界でみんな命懸けで与えてくれた出来事だったんだね。
とまー、そんな感じで一人抜け殻のようになってたわけですわ。
再び、ジョギングや犬の散歩をする人の視線を感じる。
・・・この東洋人、朝っぱらからこんなトコで何泣いてんだ?と。
いやいや、月曜の朝っぱらからジョギングって、あなた達仕事は?・・・まあ人の事言えねーけどさ 笑
30分はあっという間に過ぎ、予定通り元来た道を戻る。
何というか、感慨深い気持ちのまま、ボローニャでまた新幹線に乗り換え、ミラノで空港行きの急行に乗り換え、飛行機に乗り、
イタリアとは打って変わって雨の日本に戻ってきた。
全ては現実。行って良かった。思い出のレースをまた振り返ってみようかな。ブックオフ巡りもまたやってみようかな。
今ならきっと、その見方や価値がより高まると思う。
早朝から新幹線に乗り、ボローニャから誰も乗ってない鈍行に乗り換え30分。朝8時半前にはイモラに着く。
そっから20分以上歩くと聞いていたんで、駅前にいるハズのタクシーを探してみたが・・・影も形もねーし 笑
・・・しゃーない、歩くぞ!気合いを入れて超早歩き!
地元の方の視線を感じましたよ。・・・この東洋人、朝っぱらから鬼の形相であんなに急いでどこ行くんだ?と。
俺には時間がねーんだ!一本道だからとにかく真っ直ぐ進むだけだ!
と必死に歩いてみると・・・なんだ10分で着くじゃねーかよ!!タクんないで良かった 笑
川を渡った先にあるタワーが目印で、その横にフェラーリだかの車が山積みになってるオブジェ。
うん、本で見た通りだ 笑
そして道なりに進み公園の入り口へと進むと、看板がある。ご丁寧に、「セナのモニュメント」と地図があった。
で、ペースを緩めずひたすら進む。その横には、タンブレロコーナー。あの事故まではタンブレロってむしろカーブだったよね。
ホームストレートから加速しながら左の高速カーブ、タンブレロ。右の高速カーブ、ビルヌーブと続き、低速左コーナー、トサ。
ストレートでスリップストリームにへばり着き、トサコーナーのブレーキングでパスするのが定石だった。
そんなタンブレロを思い出しながら、更に歩く。若干、まだかよ・・・と焦りだす。
目論見通りに着いても、滞在予定(可能)時間は約30分なもんでさ。
で、結局公園に入ってから5分ちょっと歩いたんだろうか。それは突然現れた。
ふと右前方にベンチがあるな~と思ったら、その先に彼はいた。
本当はね。ちょっと怖かったんだよね。
3月に鈴鹿でヒルのサインをもらった時、子どもの頃の憧れのヒーロー達は現実に存在するんだって知ってさ。
知ったというか、目の当たりにしたというか、表現が難しいんだけど。
という事は、ここでセナのモニュメントに会うって事は、彼がここで事故死した事が現実だと身をもって目の当たりにする事になるから。
だから怖かった。
そんな事を思い巡らしながら彼に会いその表情を見た途端、涙が溢れて止まらなかった。
その表情は、これまでビデオや雑誌で見ていた彼の最後の日の表情にそっくりだった。
どこか寂しげで暗さや悲しさを漂わせた表情。彼が我々に見せた最後の姿。
あれは現実に起きていたんだね。本当に彼は、あの表情で旅立っていったんだね。
今まで見てきた彼の生き様、レース、彼と共にいた人々、みんな現実だったんだね。
僕がもらったたくさんの素晴らしいレースであり思い出は、現実の世界でみんな命懸けで与えてくれた出来事だったんだね。
とまー、そんな感じで一人抜け殻のようになってたわけですわ。
再び、ジョギングや犬の散歩をする人の視線を感じる。
・・・この東洋人、朝っぱらからこんなトコで何泣いてんだ?と。
いやいや、月曜の朝っぱらからジョギングって、あなた達仕事は?・・・まあ人の事言えねーけどさ 笑
30分はあっという間に過ぎ、予定通り元来た道を戻る。
何というか、感慨深い気持ちのまま、ボローニャでまた新幹線に乗り換え、ミラノで空港行きの急行に乗り換え、飛行機に乗り、
イタリアとは打って変わって雨の日本に戻ってきた。
全ては現実。行って良かった。思い出のレースをまた振り返ってみようかな。ブックオフ巡りもまたやってみようかな。
今ならきっと、その見方や価値がより高まると思う。