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レイコのブログ

日々の出来事や感じたことを綴っていきます。

音楽と物語

2016-06-16 09:47:42 | レッスン風景 (ピアノ)
私は性格的に、どちらかと言うとピアノソロより伴奏や弦楽器、管楽器等との室内楽の方が断然楽しめます。お互いのやりとりが演奏の時々により変化するのがたまらなく面白いのです。

そういうわけで、生徒さんともよく連弾をします。




6歳ぐらいまでは、レッスンの終わりにピアノと物語が一つになったものを聴いてもらってます。最近やっているのは「ぞうのババール」です。お母さんに物語を読んで頂き、私がピアノを演奏します。子供の顔が輝きますね 小さな子供にとっては、物語と音楽が結びつくので非常に楽しめるのでしょう。とても良いとおもったのは、ピアノを弾くことに興味をもってくれるのです。幼いながらも「ピアノを弾きたい」という気持ちになるようです。自分の気に入ったところは手を動かしてまねようとしますよ!

ジャン・ジャック・ルソーが「エミール」で書いているように小学生までは、感覚と運動を重視して教えていく事が、大切であると実感しています。それには、ピアノは最高に良いお稽古事です

ピアノの大切な導入期 (1)

2016-06-01 16:05:35 | レッスン風景 (ピアノ)
私がピアノレッスンで大切にしていることは、一人一人の生徒さんを良く観察して何が必要か、相手は何を求めているかということを知り、適切な時期に実行する事です。仮にそれがその生徒にとって必要で大切なことであってもその生徒が全く求めていないと受けつけてくれませんし、身につきません。ですのでその生徒を良く見て「今だ」というときにばっちりレッスンします。

又、選ぶテキストも慎重に考えます。最近は、本当に沢山教本がありますので選ぶのが楽しいです。生徒によって合うものが違いますので、一律に同じ教本を使うことはまずありません。或いは複数の教本を一人の生徒に使う場合も結構あります。






上の写真は、紙粘土で子供の手型を取ったものです。その上で指のフォームを整えたり筋力を強化する練習をします。この方法は、黒川先生の講習会で知りました。2年ほど生徒達に使用してみましたが、確実に効果があるという結論に達しました。子供たちも結構嫌がらずにしますね。あと黒河先生の導入期のテキストは確かに良いのですが、子供によっては嫌がってやらない子が結構います。そのような生徒には、好きなことをやらせてからほんの少しこのテキストをやらせてたり、曲の中で応用してみるとうまくいく事もあります。

子供はあきっぽいので(大人のように我慢はしてくれませんね)色々工夫をする必要があります。次回またそのことについてご紹介いたします。