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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

地中海珍道中37 ~ビールは水?

2013-07-28 | 日記
地中海沿岸を旅していて、ビールが旨くて安いことに驚いた。
【写真上はベネツィア=リアルト橋下のレストラン】
    
【▲ポルトガル・レベン=発見のモニュメント前レストラン】
スペイン、特にバルセロナの生中が1€(130円)のバルも少なくなかった。
メトロの切符は一律。
▼マドリッド=1・5€(200円)
▼バルセロナ=2€(260円)
▼パリ=1・7€(220円)
▼ローマ=1・5€(200円)
▼リスボン=1・4€(180円)
つまり、生ビール中の値段が地下鉄の運賃程度だ、ということだ。
大阪でいえば地下鉄御堂筋線の梅田→難波の230円で飲めるのだ。
水がそれだけ貴重だ、ということなのかもしれない。
    
水にそれだけ払うならビール。
それが自然の流れ(これは酒飲みの論理かな)。
【▲パリ・ノートルダム寺院=そばのカフェ】
で、朝から晩まで、カフェ、レストラン、バルに入る度に水代わりにビールを注文していた。
だが生ビールがテーブルにすんなり出てくるまで難儀した。
    
「ビアー」「ビール」「ビーレ」
どう言い換えても瓶で出て来る。
コーヒーも注文するとちっちゃなカップに濃い味のエクスプレッソ。
これには閉口した。
アメリカーノといわなければ、必ずエクスプレッソ。
   
で、ビールの話に戻そう。
ラブランス通り(バルセロナ)のレストランのテラスで、大道芸人の小林友哉くんと飲んだ時にはボラれた。
新宿・歌舞伎町の雰囲気の通りで「観光客相手にはボラれますよ」と後日聞いたが、あとの祭だった。
1€の計算で2人でガンガン呑みまくった。
高くても1杯3€(400円)と思っていたら、なんと10€(1300円)。 
最安値ビールからすれば10倍。
領収書をその場で見なかったのが失敗だった。
払う段には、こちらもかなり酔いが回り、カード払いで気がつかなかった。
「結構飲んだなあ」ぐらいの気分だった。
まあ、その後の「授業料」にはなったものの、にこやかな応対をした会計係の男の顔は忘れない。
「ええカモや」と腹の底で笑っていたと思うと、怒りが込み上げる。
その後の経験で高級レストランのビールが7・5€(1000円)だった。
ラブランス通りのビールが、いかに高かったかが分かる。
さて生ビールを飲みたい時はどうする。
①他人が飲んでいるのを指さす
②プシューと口で言って、手でジェスチャーする。
①と②を実践したが、うまく行く時とそう出ない時、まちまちだった。
知人に教わった。
「Cana(カーニャ)」と言えばすんなり出てきた。
もっと、早くに教わっておけばよかった。
ちょっと驚いたことがある。
リスボン近郊のベレンでの話。
ここにはエッグタルトの有名店がある。
行って食べたは、いいが、これはまぎれもなくスイーツそのものだ。
それをお客のほとんどがビールを飲みながらだった。
エッグタルトを肴にしているのだ。
飲んでみて2度ビックリ。
これが不思議に合う。
日本なら変な目で見られそうだが、お国代わればの典型的な例だった。
パリでは甘ーいビールも飲んだ。
他の客が美味しそうに飲んでいたから、頼んでみた。
MONACOという名のビールで少々高かった。
といっても、5・1€(660円)。
ラテン系の人は甘いものは平気なのか、好きなのか?
パリのオルセー美術館内のレストランで頼んだのはフランス産の黒ビール(プフォルソー)。
これも甘かった。
カフェでも、レストランでもスイーツは豊富にある。


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