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地中海珍道中4~ベレン

2013-06-19 | 日記
ポルトガルはイベリア半島の大西洋側に細長くへばりつく。
首都リスボン駅前(写真上)から238番のバスで北へ20分(1・8€=230円)のベレンという街に行った。
ここにも世界遺産がある。
ジェロニモス修道院(写真上)とベレンの塔だ。
リスボンからすぐのところに、左側が大西洋、右が内陸部の素晴らしい街が視界に広がる。
鉄道を真ん中に両サイド3車線の道路が走る。
途中にあった警察署。
赤いブーゲンビリヤの花が警察署の入口に垂れ下がっている。
なんとも小粋。
赤い花のお蔭で、警察署まで穏やかに感じるから不思議だ。

エッグタルト(写真下)が美味しい店という娘の案内で、土地と同じ名の「ベレン」に入った。
まあ、評判の店なら入っておくべし、ではあろう。
旅の心得として。
観光客らしき人で盛況だった。
言ってしまえば甘いお菓子。
娘には悪いが、どうって言うこともない。
ビスケットとプリンの合いの子のようなもの。

驚いたのは、ビールと合ったことだ。
周囲がビールで食べていたので「こんな甘いものと合うのかな?」と疑問に思った。
びっくり!こいつはいけた。
糖尿には最悪の取り合わせだが…。
最悪の代物といえばシーフード。
有名な「発見のモニュメント(写真上)」を眺望できる近くのレストランに場所を変えた。
注文した。

エビやカニ、牡蠣はいいがグロテスクな一品も。
(写真上)
日本の海辺にフジツボと同居しているようなものだ。

サルバトーレ・ダリがヒゲを取ったような顔の!店員が、手で剥いてくれたが「何が美味しいねん」と日本語で毒づいた。
言葉の通じないダリくんがニコニコ愛想ふりまく。
次から次へと鮮やかに剥いてくれるのだが、誰も手をつけない。

一口食べただけで皿の片隅に集めた。
生臭いにおいがした。

牡蠣もフニャッとして、プリンとしていない。
明日の腹具合に自信がない。
ビールと赤ワインで胃を洗浄しておこう。
◆ポルトガルの首都リスボン テージョ川の右岸に位置。15世紀に始まった大航海時代。エンリケ航海王子の号令で海外進出。ポルトガルは欧州最大の貿易国に発展。ジェロニモス修道院はエンリケ航海王子とバスコ・ダ・ガマの偉業をたたえるために16世紀初頭建造された。


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