もともとイギリスはリヴァプール出身のP.ベケットがJ.C.クロウリーと出会い結成されたバンドで、ウエストコースと風の爽やかなコーラスと、メロディアス・ハードネスなサウンドが、いい意味で千変万化するところが魅力でしょう!
- Come on Out
- Baby Come Back
- Goodbye (That's All I Ever Heard)
- Melanie
- Every Which Way
- This Time I'm in It for Love
- Love Is Where You Find It
- Movin' Up
- Cancellation
- Tryin' to Write a Hit Song
やや重たいドラムのリズムと印象的なサビを前面に出した1は、AORというより伝統的なブリティッシュ・ロックの味わいがあります。
2は言わずと知れた全米チャート制覇の超有名曲。哀愁漂うギターのフレーズとエレピの前奏、乾いたドラムスとパーカッションのかもし出す静謐感のあるリズム、そして女々しすぎもせず激情にも流れないヴォーカルとサビの見事なコーラスワーク・・・全てが完璧な1曲であり、まさにAOR史上に残る名曲と言われるにふさわしいデキですね~
3も哀愁系ですが、アップテンポな作りになっています。これまたサビのコーラスとギターが印象的。
実は個人的には2よりも好きかもしれないのが、4です。何とも爽やかなカッティングギターとパーカッションの織りなす前奏と素晴らしさ! 続くヴォーカルとサックスの織りなすコンビネーション!例によってサビの素晴らしいコーラス!どこをとっても爽快の一語に尽きる大名曲と思います
いわゆる「マクドナルド・マナー」の前奏からスタートするシャレた佳曲が5。これなんかは典型的なウエストコースト・サウンドですが、何となく典雅な雰囲気が漂うのは、イギリス出身の彼らゆえ???
やさしさ溢れるハートウォーミングな6。何となくローリング・ストーンズを思わせる前奏から爽やか路線に転換し、またまたハードロック的なサビに戻る7。さらにファンキーなディスコ風ながらメロディーはあくまで哀愁系な8と個性的な曲が続きます。
イーグルスやドゥービーとは少し異なりますが、コーラスとギターを主体にしたコンポジションは当時の典型的なロック・グループの趣だったのでしょう。スティーリー・ダンフォローワーとも言われたようですが、「Aja」の頃のスティーリー・ダンが持っている息苦しいような「緻密さ」はありません。もう少し開放的な味わいのあるグループです。そして「ロック」や「バンド」への拘りも感じます。
例えて言えば・・・少し変かもしれませんが、初期のチューリップが持っていた味があります。そういえば、「Baby Come Back 」の少し「くさい」メランコリーは、チューリップの「心の旅」なんかに通じるところがあるかもしれませんね(かなり強引?)
私もこの4曲目の「Melanie」、好きです。
とても良い曲だと思います。
このバンドのアルバムはこのデビュー盤しか聴いたことありませんが、
このアルバムは良いですよね。
今でも、たまに聴いてます。
私も今回買ったこのアルバムしか聴いたことがないんですが、いわゆる「好感度」の高いアーティストですよね! これからもよろしくお願いします。