今回は夏休み特別編、初めて邦楽のCDを紹介します!
実は先月購入以来、かなりヘビーローテーションで聴きこんでしまってます。
正直これほど完成度の高いJPOPは聴いたことなかったです!しかもテンコ盛りの15曲!
- 氷のマニキュア
- ヘロン
- FRAGILE
- DONUT SONG
- 月の光
- 群青の炎-ULTRAMARINE FIRE-
- BOOMERANG BABY
- 夏のCOLLAGE
- LAI-LA-邂逅-
- STAND IN THE LIGHT -愛の灯-(’98REMIX)
- セールスマンズ・ロンリネス
- SOUTHBOUND #9
- DREAMING GIRL('98REMIX)
- いつか晴れた日に
- MAGIC TOUCH('98VERSION)
どこかナイトフライ風の歯切れよいカッティングギターがカッコイイ1。 伸びやかな達郎賛歌?をフィル・スペクター風の演奏をバックに歌い上げる2で始まります。
そして3!実は久しぶりに涙が出そうになったのがこの曲です・・・ 。 静謐な雰囲気のなかで繰り返されるテーマフレーズ、品のいいコーラス、フリューゲルホーンのソロが絶妙に入る・・・どこか坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」を思わせる神聖ささえ漂わす名曲中の名曲とおもいます!
かわいらしい4、正統派バラードの5・6・・・特に6は「夢のなかーへ、つれていいーって」という甘い甘いレフレインがとても清純ですね!
アメリカン・ポップスの王道ソングの7、夏の定番ソングになりそうな爽やかな(「風のコリドーに少し似た感じの)8。さらにアコースティックギターがいい雰囲気をかもし出しているラブソング9と標準以上の曲が続きます。
10はメリサ・マンチェスターとのデュエットで話題になった曲です。11は題名の通りサラリーマンの悲哀と決意を歌うシリアスソング、そして12は打って変わって航空会社のCMソングになりそうな(なった?)「南への出発」を明るく歌い上げた陽性ソング!
そして13・・・松本隆の作詞になる曲は1・5・13・14とありますがこの曲が一番詩・曲のバランスがとれているかな~という感じがしています。覚えやすいサビと正統派のストリングス、分厚いコーラスが素敵です!
14も好きな曲です。特にサビのマイナーなコーラス(「明日天気になぁーれ・・雨のち晴れ」)がおもしろい味を出しています。最後は正統派達郎ソングとも言えるミディアムテンポソングの15。
達郎さんのアルバム、特に80年代後半以降、メジャーになった後のものを聴きこんだのは久しぶりです。正直10年ぐらい前、「アルチザン」を聴いた時にはあまり感じるものがなく、それ以降は昨年デビューアルバム(サーカスタウン)を購入するまでほとんど聴いていなかったのが実情でした。
今回このCDに偶然めぐり合い、衝撃を感じたと言ってよいくらいの感動を覚えました。
どの曲のできも標準を大きく上回り、名曲とよんでいい曲もいくつかあります。そして何より(いつもの事ながら)一音たりともないがしろにしない達郎さんの真剣な音作りが堪能できる名盤でしょう
音楽って年代や環境が変わると感じ方も変わってくるものなのですね。そしてこんな50を前にしたオッサンの目にも涙を浮かべさせてくれる音楽って・・・なんてすばらしいんでしょう
これからも時々覗いてください。
15曲入りで聴きどころは一体どこなの?
と首を傾げたくなったけど結局たくさん聴いてしまった一枚。粒ぞろいと言いましょうか。
『DREAMING GIRL』のポップマジックに驚き
『いつか晴れた日に』の内向性に泣きました。
『セールスマンズ・ロンリネス 』は
シンプルだけど味わい深く、これまた感動!!
そろそろ新作聴きたいなぁ。