土手の槿が綺麗です。
槿は、韓国の国花です。
昔から、朝鮮半島は、外敵の襲来を受けてきました。
日本もその国の一つです。
太平洋戦争の勃発で、金九(キム ク)等民族派の闘志達は、アメリカへ
亡命して、亡命政府を樹立しました。
日本の降伏と同時に、帰国して、独立政権を樹立しようとしましたが、米ソ
両大国の思惑で、南北朝鮮に分断され、米ソそれぞれが、統治することになり
ました。
金九らは、失望して北へ逃れますが、北からも迫害を受けてしまいます。
この辺の経緯は、井上靖の、北の詩人に詳しく書かれております。
一日花、槿は、散ってもちっても、次々に咲いてきます。
韓国人は、これを讃えて、無窮花(ムグンファ)と称賛しました。
踏まれても踏まれても立ち上がった、先輩ちに、思いを重ねた
のでしょう。
以来、槿は、韓国の国花となりました。
今頃、槿は、韓国の野原を、美しく飾って、咲いていることでしょう。