お盆になると故人のことがまたあれこれと想いだされます・・・・・
静枝さんは普門院での食事をフランス料理のスープみたいだとほめていました。
田中先生の工夫でこんなにすばらしいものを出せるようになったのだ、と。
そうして自分はなかなか思った味が出せなかったと言っていました。
師と仰ぐ松居先生に出すのにもっといいもの、もっとおいしいものを提供したかったのでしょう。
頭のいい彼女ですから工夫をしておいしいものを作っていたはずですが、満足するまでには至らなかったようです。
そんな風に尊敬される松居先生はといえば自分が食べるよりもかわいがっていた猫の方を優先していたようですが・・・・・・